私の事を認めてくれなかった父へ

私の事を認めてくれなかった父へ


私の事を女の子だからと、
鼻っから、跡取りとして、
認めてくれなかった父へ


私の事を女の子らしくないとして、
女の子らしく生きる事を、
強要した父へ


私の事を、性格を、才能を、
能力を、全く認めず、
自分の信じる理想像を押し付けてきた

父へ


私の事を変わっていると、
にべもなく排除した父へ


私が苦しい時、
家に帰っておいで、
と言わなかった父へ


私の能力をいつまでも認めず、
馬鹿にした父へ


私の夢を、
お前になんか出来っこない、
と言い続けた父へ


丸っこの私を愛さずに、
いい子の私だけを、
愛した父へ




あなたへの不満は、たくさんあるけれど、


私はあなたを許します。


私をまったく認めてくれなかったけれど、


それでも私は、あなたを許します。



許して、許して、許しまくります。




そうして、あなたを手放します。


ありがとう、と言って手放します。




ありがとう、お父さん。


育ててくれて、ありがとう。
私に勉強する機会を与えてくれて、
ありがとう。

私が辛い時、何も言わずに
食事に連れて行ってくれて、
ありがとう。


駅のホームでいつまでも、悲しい気分でいる私を、
見送ってくれて、ありがとう。



そして、
私を愛してくれてありがとう。


私を、たくさん、たくさん、
愛してくれて、

ありがとう。


大切にしてくれて、
ありがとう。


たくさんの感謝とともに、

あなたを手放します。




ありがとう、ありがとう、ありがとう。



大好きです、

お父さん。





☆それでは今日も良い一日を。