この間、主婦同士で忘年会をしました。
この集まりは、子どもがまだ小学生だった時の役員の集まりです。
一年間だけのお付き合いだったのに、
その後、9年経って、そういえば、最近あっていないね・・・という
話になって、当時の会長さんが音頭掛けをしてくれて、
集まりました。
集まったら、全然、時の流れを感じさせずに、
子どものこと、学校のこと、仕事のこと、
そして自分たちの身体のこと・・・
(いろいろと更年期なども出てきたりして・・・ね)
大声で笑いながら話していました。
そんな時、一人の方が、私に向かって、
「ねえ、パモンさん、まだ一人で映画行ってるの?」と聞きました。
私はびっくりして、「うん」と答えました。
私はすっかり忘れていたけれど、
当時私は、一人で映画に行くという話を、
みんなの前で、していたらしいのです。
それは事実で、私はよく一人で映画を観にいきます。
私の場合は、単に映画が好きということもありましたが、
シナリオライターを目指していたので、勉強の意味もありました。
それが、当時の子育てに時間を取られている彼女達には
奇異に映っていたようでした。
一人で映画に行く―?
寂しくないの?
などといわれた気がします。
ところが、その方は、
「私、今になって、あなたの気持ちが分かるのよ」と言うではないですか!?
どういうことかと聞いてみると、
子ども達が大きくなると、
映画に行こうと誘っても、「え~!?やだ」と断わられるというのです。
それなら友達を誘おうと思っても、
皆それぞれ忙しく、時間を合わせるのも大変なのだそうです。
それならいいや。ええい、一人で行っちゃおう、と思っていくと、
それが案外、一人なので、映画に集中できて、いい息抜きになったというのです。
「それから私、一人でよく行くのよ」と。
ええっ・・・
私、驚いてしまいました。
あの頃、私の方は、逆にみんなと違うことで、
それがコンプレックスだったのに・・・。
でも、「あなたの気持ちがよく分かる」と言われて、
なんだかホッとしてしまいました。
それから、他の人たちも大告白大会。
「私、一人カラオケあるよ」
「私、一人ボウリングある~!」
エエッ・・・それはすごいね~!?
なんて、みんなで笑いあいました。
年を取るのも悪くありませんね。
昔は同じ年頃の子をもつ母ということで、
ライバル的な関係も少しはあったのに、
子どもが育っちゃうと、もうそんなこともないんですものね。
同じ年代で、同じように、悩みがあり、苦しみもあり・・・
それを一つずつ乗り越えてきて、
他人の気持ちも分かるようになって・・・。
いい季節になってきたなあって思いました。
人生も熟してきたなという感じです。
子育てがひと段落し、
親の介護の心配や、自分のこれからのこともあるけれど、
(そろそろ夫婦関係の見直しもくるし・・・)
一つ山を越えて、豊かになったのかなあ・・・と
思います。
誘ってくださった皆様に感謝です。
☆それではお休みなさな~い。