大晦日の朝に見た夢。
キムタクが出てきた。
キムタクはスマップ解散の時に叩かれて、
一時は失墜したかのように見えましたが、
ここ最近またドラマで復活を遂げましたよね。
そんなキムタクが出てきました。
映画学校の同級生という役で…。
キムタクは同級生の中でも一番の出世頭で…。
でも、私は、先生方にも将来を嘱望されながらも、
その力を発揮できずに、この年まで鳴かず飛ばずで来た…というもの。
えらい違いやなあ…と気落ちしていると、
どうやらキムタクと私は昔、学内コンクールのシナリオ賞を争った中ということが分かってきます。
最終的に私は落ちて、キムタクが受賞し、そのまま彼はスターダムへ。
そんな彼に羨望の眼差しを向けながらも、
やっぱり私では駄目だったんだ…。
しょーがないよね、キムタクだもの。
キムタクに敵う訳ないよね…
なーんて、同窓会で一人もやもやとそんな事を考えている私。
すると、その場にキムタクの奥さんも来ていて、
それが八木亜希子さんだったのです。
皆さまもご承知かと思いますが、
八木さんは最近、難病であることを告白しました。
その八木さんが現れて、私に挨拶をしてくれました。
私は八木さんが病気だということを知っているので、
「大変ですね…」と言うと、
彼女はにこやかに、
「ええ、でも主人がよくしてくれますので」
と言いました。
そうなんだ、キムタクは家庭でもいい男なんだなあ…
と思った私は、
「さすが、キムタクさんですね。
私なんて足元にも及ばないわ…」と言うと、
八木さんの顔色が急に真剣になって、
「そんな事ないですよ。パモンさんだって素晴らしいですよ。
以前のシナリオコンクールだって、ウチの主人は、
パモンさんにはかなわないって言ってましたもの。
本当はあなただって実力はあるんですよ」
と言われました。
え~…キムタクがそんな事を言っていたのか、と、
相変わらず、人に囲まれている彼を横目で見ながらそう思うという夢。
そうして、忙しい身でありながら、奥さんの八木さんを思いやり、
看病しているキムタクに思いを馳せて、
人生って、誰にとってもどうにもならないことがたくさんあるのに、
彼だって大変なのに、それでも嫌な顔一つ見せずに頑張っているんだよなぁ…。
私も嘆いている暇はないなあ~と思うというもの。
私も頑張らなくっちゃ。
しかもキムタクも認めてくれているのに…と思ったという夢でした。
目覚めてから、やはり、嬉しかったですね。
時のスターに、実力を認めてもらえるということがとっても
嬉しかったし、本当は私もそうなる可能性もあったのだという事です。
けれど、実はこの夢、実際にあったことなのです。
私も学生の頃、シナリオコンクールで実力を争っていた同級生がいて、
私は負けて、ライバルの彼がその時の映画のシナリオ賞をいただいたのです。
そして、彼はそのシナリオを映画化して、今も健在で活躍しています。
私は負けたのです。時流にのれなかったのです。
その時の悔しさが残っていたのですね。
けれどその時同時に、私は妊娠もしていたのです。
だから、今後映画界に入るという夢は諦めなければなりませんでした
(子育てしながらやれるほど、当時は簡単な職場ではなかったのです)。
道がとざれていたのです。
それで私はこう思ったのです。
今回負けたのは、私に実力がなかったせいだ。
私にはまだまだ修行が必要なんだ。
それは〝生きる〟ということの修行。
人間を深く知るということの修行。
私にはまだまだ知らない事だらけだ。
だから、もっともっと一市井の人として、
一生活人として、修行していこう。
そうして、自分がそれをもう充分と思えたら、
必ずチャンスは来ると。
それまでは頑張ろうと。
私は、あの時の誓いを敢行していたのです。
今の今まで。
そのことを思い出しました。
だから私はずっと浮上出来ないままでいたのです。
自分が許さなかったから。
けれど、それも終わったと言う気がしました。
別に修行なんてしなくても良かったのです。
本当はね。
でも、修行したお陰で私はより強く、大きくなれました。
そのせいで、私は人の心の襞までも感じとることが出来るようになりました。
その差は歴然としています。
しなくても良かったけれど、して良かった。
そんな私の三十年の修行が、今ようやく終わったんだ…
という気がしています。
☆それでは今日もよい一日を。
*あ、キムタクの本当の奥さんは工藤静香さんです。
でも、八木さんの記事が頭にあったので、
八木さんが登場したんでしょうね。
とにかく誰にとっても人生って難しいものですね。
一度トップをとったって、ずっと続くわけではないし…。
病気や事故にだって見舞われる。
けれど、人は様々な局面に対面するけれど、
それをどう自分で納得するか、
どう乗り越えるかは本人次第という気がしています。
それで後が決まってくるんでしょうね。
結局は腐らずに、自分で自分の人生を生きなければならないんですね。
誰だってね。
そう思いました。