「プレステージ」と「喰いタン２」と「県庁の星」

「プレステージ」
予告編は面白かったが、中味は…の映画だ。
二人のマジシャンの対決、どちらに軍配があがるのか
といった展開で話しが進むのかと思ったらとんでもな
い。
サスペンス好きやホラー好き、マジック好きのどの分野
も満足させられない映画だ。

マジックらしいマジックが出てこないのが一番痛い映画
でもある。せめて予告編でそれらしく見せたのなら本編
では一度くらいしっかりしたマジックを見せて欲しかった。

また、全編暗い色調で気が重くなるのも嫌になった。
その上、想像するだにおぞましい話なのも救いが無い。

「喰いタン２」
今日の話しはなかなか良かった。江戸時代にタイムスリッ
プネタから現代のいじめ問題に繋げたのは面白かった。

見終わって心地よい終わりのドラマは素敵だ。多少バカら
しくても、そんなことはどうでもいい。伝えるメッセージ
に心打つものがあれば良いドラマと言えるのではないだろ
うか。

「県庁の星」
この映画なかなかいい映画でもある。そして、組織マネー
ジメントをよく教えている映画でもある。
指図者である県庁さんが、ちゃんとしたマネージメントが
できるマネージャーへの変貌を遂げる姿は会社のマネージャー
クラスに見せたい映画だ。
人を動かす前に自分が動く、その重要性を知らないマネージャ
ーは会社には不要だ。