挑戦!シナリオライター(映画・ドラマ)

シナリオライターを目指す徒然なる一言(携帯でもリンクで飛べるようになりました♪携帯でもご覧ください)

日本沈没

2006-07-22 20:51:36 | ドラマ・映画
また見てきました。やっぱり最初のインパクトのある柴咲コウの登場と
エンディングでの柴咲コウが印象に残るだけで中身がない映画に見え
ます、観客としては。

さて、シナリオライターの卵としては柴咲コウはレスキュー、草薙剛は
潜水艇を使う主人公で福田まゆこを絡ませたCGを使ったストーリーと
いう制約なら、そうそう大地真央が危機管理大臣。

上の制約ならもう少し自由な発想ができたのではないかと思っている。
オープニングはあんなに派手にやってしまうと作りがかなり難しくなる
のは業界では常識のはずであえて挑戦したのだろうか?

それはさておき、オープニングは非番で車を運転している草薙から入って
よかったのではないだろうか。次に地震。気がつけば辺り一面火の海。

草薙が福田を抱きかかえたところガソリンに引火の大爆破。そして、
レスキュー柴咲の二人の救出。

こちらの方が印象がずれる分、後のシーンに対する影響が少なかった
ように思う。

それから一番頂けないのが人間関係や状況をスクリーンに文章で書き
出したこと。
まず、うっとうしいのと読んで印象に残らないので下手をすると人間
関係が唐突に感じる。

実際、二度目でああそんな事だったんだと今日感じたことがいくつか
あった。

観客がスクリーンに釘付けの映画ならありかもしれないが、あれだけ
多用されると映像の邪魔で無意識に目から除外してしまう。
結果、映画がわからなくなる。

私のようにシナリオに興味を持って二度以上よほどひどいと思う映画
以外は行く人間なら気づくが、今回の映画はリピーターがいるかは
疑問だ。
それだけに、映画は映像とセリフで見せるという基本は忘れず作って
ほしかった。