ぱどまの会日記

ヨーガとインナーチャイルドの癒し方とアーユルヴェーダ

戦争は今も

2007-08-12 | アーユルヴェーダ
8月15日は終戦記念日です。
そしてインドは独立記念日。イギリスの植民地化から独立した日です。
今年は戦後62年。政治家の問題発言や日系アメリカ人監督による広島原爆ドキュメンタリー映画が公開など、改めて62年前に思いを寄せる夏です。
当院に通院していた白血病の患者さんの治療方針について、南インドのアーユルヴェーダ医師に質問した事があります。ドクターは「被爆国・日本の人には白血病になりやすい体質があるんじゃないのかな」とおっしゃいました。「この患者さん広島にも長崎にも住んでいないし、年齢も若いですよ」と私が言うと、ドクターは「いや、日本という国自体が被爆したという後遺症を持っている。精神的被爆後遺症が日本人の根本体質にないかな」と答えました。
この意見はアーユルヴェーダ的考えとは少々違います。(別の先生に同じ質問をしたとき、精神的被爆後遺症がカルマとして受け継がれることはない、ということでした)ただ、30代以上、つまりご両親が戦争体験者である患者さんの場合は、精神疾患、整形外科疾患など無関係に見えても家族歴に戦争や被爆を考慮することは必要だろう、と私は考えています。

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