ぱどまの会日記

ヨーガとインナーチャイルドの癒し方とアーユルヴェーダ

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ありがとうございました「鬼神学~アーユルヴェーダと古神道からみたアジアのスピリチュアリティ」

2011-05-07 | アーユルヴェーダ
こんにちは。ぱどまの会代表hottaです

春らしい暖かな陽気となった4月30日(土)武蔵野市中央コミュニティーセンターにて

東日本大震災チャリティー講演
Dr.ビーマ・バット緊急来日講演
鬼神学
アーユルヴェーダと古神道からみたアジアのスピリチュアリティ
が開催されました。

当日はゴールデンウィーク2日目にも関わらず、満席となる程の大勢の皆様にご参加頂きました。本当にありがとうございました。

今回は3時間45分という長丁場の講演ながら、皆様大変熱心にお話を聞いて頂きました。

第1部はDr.ビーマ・バットによる「Bhuta Vidyaブータ・ヴィーディヤ(鬼神学)」の特別講演。
魂の健康を守るために行う方法、障り・穢れ・放射能など目に見えない様々な影響から心身・魂を守る霊的治療法などについて、アーユルヴェーダの8つの専門分野のひとつ「Bhuta Vidya」からお話頂きました。

「僕の前世は日本人だよ」
そう言いきるバット先生(バット先生がマジ顔で言うので、きっと本当なんだと私は思います)
田舎の温泉の宴会場かと思わせるようなステージ(笑)を縦横無尽に動き回り、全身を使って私達に語りかけてくれるその姿は、チャーミングであり、大変エネルギッシュでした!

「私は英語は全く分かりませんが、バット先生の姿を見ていると、先生がお話になりたい事が理解できるような感じがしました」
参加者の方からはこのようなご意見を頂戴しました。
世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だと思う~
こんな歌が震災後ラジオから流れてきましたが、まさにバット先生の笑顔から発せられる言葉は、大脳を通り過ぎ、私達の心に直接語りかけてくるようでした。

アーユルヴェーダの専門科のひとつでありながら、ほとんど日本で紹介された事のないBhuta Vidya。実は世界各国で講演会を行っているバット先生にとっても今回の「Bhuta Vidya」は初めお話になるテーマでした。そのため今回の講義に先立ち、バット先生はインド国内の様々な宗教的指導者や精神科医師へ直接インタビューを行いました。障り・穢れ・厄年など日本古来からの霊的考えについては私から詳細を送りました。そして2月中旬、今回のセミナーの原稿が届きました。
それから1カ月。
3月11日。日本が大きく変わる大災害が発生します。
バット先生の周囲では「なぜ日本に行くんだ」「東京は水も野菜も危険だ」というヒステリックな声が聞こえてきました。バット先生の患者でもある某国の某大使家族は「日本に行ってはいけません」とわざわざ病院まで忠告をしにきたそうです。
しかしバット先生は考えました。
「不安感や恐怖の元は目に見えないBhuta(障り)によるものだ。今こそ日本へ行き、日本人の魂の健康のためにアーユルヴェーダを、鬼神学を伝えなければならない」

「僕は神様といつも一緒だから、どこにいても大丈夫」
「おまけに、東京には君達がいるでしょ!鬼に金棒だよ!」


インド大統領・首相の顧問医師でもある著名なビーマ・バット先生。その先生がここまで日本の事を愛してくれる事に、私の心はとても熱くなりました。

最後に全員で唱えた神々への祈りの言葉・マントラ。
マントラは口伝のみで受け取る事ができる秘儀です。
「バット先生の唱えるマントラの響きを聞き、心がふっと軽くなった」と感じた方も多かったようです。
まさに「神に依存する治療」を体験した、そんな瞬間でした。


休憩をはさみ、第2部は古神道の秘儀・釜鳴り神事を会場で行いました。
釜鳴り神事とは釜から鳴り響く音によって吉兆を占ったり、心身・魂の治療を行う、古来から日本に伝わる神事です。当日は初めて釜鳴り神事を体験する方がほとんど。釜から響き渡る音の大きさ・そして突然ぴたっと止まる音の不思議さに、会場の方全員が大変驚かれたと思います。
「あの音が出るがお釜が欲しい!」
このような声も聞こえてきてはいますが、残念ながらあの音はだれにでも出せる訳ではありません~

今回のセミナーでは、Bhuta Vidyaの講義と釜鳴り神事を同時にご覧頂くことで、Bhutaの存在を言葉だけではなく実体験として感じとって頂けたのではないかと思います。
また、霊的治療法が医学の重要な一部分として成り立っているアーユルヴェーダの真髄をご理解頂き、そして日本古来の文化の中にも、アーユルヴェーダ同様、魂の存在や霊性の成長の重要性がしっかりと息づいている事に皆様も気付いて頂けたのではないかと思います。

バット先生はこれからも、過去に経験した事のない大災害により心を痛めた日本人のために、日本で治療と講義を続けていきたいとお話していらっしゃいました。
ぱどまの会でもバット先生によるBhuta Vidyaセミナー第2段をご準備する予定です。
今回ご参加の皆様も、そしてご都合によりご参加頂けなかった皆様も、ぜひ次回の講演会にお越し下さい。

バット先生はセミナーの翌日、5月1日にインドにお帰りになりました。
別れ際に
「皆に、日本はいいぞ~~!行った方がいいよ~~!と宣伝するね」とおっしゃっていました。

ご参加下さった皆さま、そしてバット先生、
バフット・ダンニャワード(ヒンディー語で「ありがとうございます」の意味)
そしてフィル・ミレンゲー(また会いましょう)


★当セミナーの参加費の一部は東日本大震災義援金として各県災害対策本部に送らせて頂きます。また当日は募金箱も設置致しました。ご協力下さいました皆様、ありがとうございました。
寄付の金額につきましては、後日こちらのブログで発表致します★