「2006序盤戦総括」
ずいぶん大それたタイトルをつけたものであります。しかし、これは、先週号から3週連続で連載される(今週号は2週目)「サッカーダイジェスト」誌の特集記事のタイトルなのであります。「サッカーマガジン」誌がワールドカップ一辺倒なのに対し、きちんとJリーグを特集している「サッカーダイジェスト」の編集方針に敬意を表しております。
慎吾の笑顔
まずはメインの写真です。ガッツポーズをする慎吾とシルビーニョ。慎吾の笑顔が何ともステキなナイスフォトです。「へっへっへ、やったね」って感じのちょっと幼さの残る慎吾の笑顔、慎吾ファンにはたまりませんね。
「堅守速攻にプラスαを」
これがアルビレックス新潟のタイトルでした。ちょっと記事を引用しますね。
・開幕戦で川崎に0-6。多難なシーズンを予想させた06年の幕開けだったが、その記憶はもはや遠い昔のような錯覚する覚える。
・試合を経る毎に成長する現在の新潟に、90分で6点を許すような守備の緩みは見あたらない。
・キーマンとなったのは今季加入した中原だった。負傷離脱したエジミウソンの代役を務めた彼が、期待以上の力を発揮。
・堅守に支えられた右肩あがりの成長を続けている新潟だが、中断期の課題としては得点力アップを挙げたい。
・実際に、得点もカウンターによるものが多く、引いて守る相手を切り崩すケースはわずか。
なかなか嬉しい記事ですね。そして的確にチームの状況を分析している記事に感心しました。やるねぇ、五十嵐記者。まぁ、できればシルビーニョと寺川のダブルボランチとか、ルーキー中野の確かな成長とか、もっと触れて欲しいこともあるけど、まっ、限られたスペースの記事ですからいいでしょ。ナイス
ホームゲーム勝率2位
戦力診断の中で嬉しいデータは、ホームゲーム勝率66.7%の2位。ちなみにアウェイ勝率は33.3%で9位。「ホームで強い」っていうデータは、サポーターとしては嬉しい限りです。ちなみにこの項目の1位は、もちろんレッズの83.3%でした。さすがレッズです。
新加入選手の活躍度[A]
CB中野、MFシルビーニョ、FW矢野と、新加入選手が軸となる縦のラインを形成。いずれも欠かせない戦力となっている。
まさにその通り。いい補強をしたと実感しています。フロントにも拍手
外国籍選手の活躍度[B]
エジミウソン、ファビーニョはケガで離脱していたが、開幕からスタメンを続けるシルビーニョの貢献度は計り知れない。
ホント、エジの離脱で「もはやここまでか」って正直思いましたよ。中断後はエジも復帰するし、ブラジル人トリオが機能して矢野や慎吾との絡みが上手くいきだすと「手がつけられない」状態になる嬉しい予感ただ、本間勲の戻る場所があるだろうかという不安も
監督采配[A]
鈴木慎の右MF梅山の左SBなど、コンバートが奏功。勢いのある若手や調子のよい選手を積極的に登用し士気を高めている。
全くです。寺川のボランチも同様。けが人が出ても代わりの選手がきっちりと代役を果たす、いやそれ予想以上の活躍をしてくれるっていうのが今季の新潟です。鈴木監督は就任前から「若手の育成には定評がある」っていう話でしたが、まさにその通りって感じ。すばらしい
さて、特集記事はさらに「中断期間3つのテーマ」と続くのですが、これについてはまた次回に