今日のエントリーでは2つのことを書こうと思っています。
1つ目は昨日のアジア杯準決勝のサウジアラビア戦を見て考えたことです。サッカーど素人の八百政が感じたことですので、一笑に付していただいて構いません。でも「素人なりにゲームを見て感じたこと」っていうのは、意外に真実に近い部分もあるのでは?と思っております。
昨日のサウジアラビア戦は3-2の惜敗、残念でした。先制された直後の中沢のボンバーヘッド、感動しました。後半開始直後に2点目をとられたあとの阿部の捨て身のボレーシュート、胸が熱くなりました。DFの2人が気迫であげた2点。しかし守備を崩され3失点。「いいゲームだったのは間違いない」のですが、何だか「釈然としないゲームだった」っていう感じがボクの胸中に残っているのであります。その原因はいったい何なのか?
昨日のゲームは、「パスを繋ぎチャンスを覗う日本」と「守りから一気呵成にカウンターを狙うサウジアラビア」の闘いっていう感じでした。カウンターを狙うサウジの選手の個人技はすごかったですね。
昨日のゲームを見ながらボクが思ったのは、「カウンター狙いのサッカーはいいサッカーではないのか?」という疑問と、「ボールも人も動いてパスで繋ぐサッカー」と「カウンター狙いのサッカー」は別物なのか?ということです。
おかしな例えですが、麻雀をするときに「ボクはメンピン三色に決めてます」とか「今回は国士無双を狙っていきます」なんてことはありません。ゲームの流れの中で「メンピン三色」になることもあれば、ごく稀に「国士無双」を狙うこともあります。その判断はそのゲームの局面ごとに変わります。自分の持ち点、トップとの差、現在は何局か、どんな牌が今手元にあるか、どんな牌が場に切られているか、あと何回ツモがあるかなどなど、さまざまな要因によって作戦を変更するのが麻雀の極意です。その状況その状況によって、どの役を狙っていくのかは変化します。つまり状況によって柔軟に対応するのが麻雀というゲームの面白さです。
ボクは「カウンターサッカー」と「ポゼッションサッカー」(こういう言い方が正しいかどうかというのもよくわかりません)も、「わがチームはこうだ!」みたいに固定するモノではなく、臨機応変に状況によって変化させていくのがサッカーというゲームなのではないかと思います。昨日のサウジアラビアのカウンターを見ながら、かつてファビーニョがカウンターでピッチを駆け上がる姿を思い出していました。あの時、ボクは確かにファビーニョの動きに心を躍らせていました。アルビレックスのカウンターサッカーにワクワクしていました。
昨日、オシムジャパンの選手たちが「パスを繋ぐ」ことにこだわり、なかなかシュートを撃たないことに、ボクはイライラしていました。「撃てよ!そこで~!」ってテレビの前で何回か叫んでいました。羽生のクロスバー直撃のシュートみたいなボールが、もっともっと多くあって然るべき…と感じました。
そして、日本はサウジアラビアに敗れました。
サッカ-というスポーツの奥の深さというか、面白さというか、だんだんボクなりに感じるようになったとことを楽しんでいます。とりあえず韓国との3位決定戦は、貴章と寿人の2トップを実験しておきましょうね!>オシム爺
2つ目は「マルシオ・リシャルデス選手」についてであります。
今日買った雑誌「WEEK」のアルビ特集は、そのマルシオ選手でした。グアムキャンプまではその存在すら知らなかったマルシオが、わずかの間に日本とアルビのサッカーにフィットし、アルビの3位躍進の原動力になっていることは皆さんもよくご存知の通り。
「WEEK」にも
・暑いのは大好き
・目標はもちろんタイトルさ
・リマに聞いて新潟のサポーターの熱心さは知っていた
などなど、嬉しいインタビュー内容が満載でした。先日の十日町キャンプ見学で、僕たち夫婦もマルシオ選手からサインをもらいました。それが今日の画像の左側です。そこでマルシオ選手の律儀で几帳面な性格を垣間見ました。ユニフォームにマジックペンで書く選手サインは、「チャチャチャ」とペンを走らせる選手が多いのですが(それはそれでもちろんいいと思っています)、マルシオ選手は几帳面に楷書で(どんなポルトガル語の楷書だ?)丁寧にサインをしてくれました。前髪のセットや正確なコーナーキックと同様に、「きちんとしている」マルシオ選手の魅力にすっかり魅せられた八百政夫妻でありました。
頑張れ!マルシオ!ガンバ戦でも期待しているぞ!
頼もしい彼のコメントに、つい私も買っちゃいました
今日の仙台のファビーニョ加入の彼の頼もしいコメントに
ヤキモチを焼いているのは私だけでしょうか
最もわかりやすくいうなら、一昨年のアルビと今年のアルビという感じでしょうか。
=例=
一昨年のアルビは、DFラインで跳ね返し、そのボールを受けたファビ、シンゴ、エジが一気にゴールへ向かう。
今年のアルビは、リシャがキープして、坂本や内田に送り、中でエジとキショーが合わせる。
二つのチーム、違いはどこでしょう?
私は役満だと、国士無双と小四喜(ショウスーシー)の上がり経験があります。あと、厳密には役満ではありませんが、チンイツで数え役萬までイった覚えがあります。
ただし、国士無双、緑一色と大三元に振り込んだことがあります。(特に大三元は、責任払いではなくド真ん中へ振り込みました。)
今となっては良い思い出です。
生徒のみなさん、夏休みですから社会勉強しましょう。机上の勉強だけが学問の全てではありません。
(私は中3の冬に友達から教えてもらいました。)
2つめ
ブラジルは、キリスト教を信教とする人の割合の高い国家です。おそらく、マルシオ選手は敬虔なクリスティアンなのでしょう。(ますますカッコイイ)
なので、サインはポルトガル語の新約聖書などを開くと、載っているかもしれません。(まぁ、そこからサインのフレーズを見つけるのは至難の技になりますね...)本人に直接聞いてみるべきかもしれません。
これってどういう意味ですか?って。
まぁサインが書いてあることに意味があるので、深い意味は知る必要がないのかもしれませんね。
P.S.
前回の投稿で、リンクに失敗しました。申し訳ありません。今回はコピペしたので、大丈夫のはず...です。
本間選手は、パッチリ眼が至近距離で見ると更に素敵!!
3つめ
ドイツ語に関しては、マンツーマン
なので大丈夫だと思います.
(実はMyBlogで紹介している映画も、
先生から紹介していただきました.)
今回私の受けた試験は、
日本史概説Ⅰ(いまさら...)
地形学Ⅰ
ドイツ語2
です。この中で早急にお中元の手配が必要な教科もあります.あー、べんきょうしときゃあ良かったなー。
っと、ここまでいってしまうと、
通っている場所くらいはバレてしまいますね...。
では、続きはWeblogで。
仙台のHPでファビーニョのお茶目な笑顔を見て安心しました。正直言って、仙台のユニはファビーニョには似合いませんけどね。
>untidyさん
教えてくださってありがとうございます。ボク自身疑問なのは、「パスで繋ぐサッカー」を指向すると「カウンター速攻で得点をねらうこと」はタブーになってしまうのか?ということです。どうなんでしょう?
>Albirex AB型さん
おそらくマルシオのサインにはポルトガル語で「マルシオ・リシャルデス」って書いてあると思うのですが…((´∀`●))。
>クレマチス♪さん
貴方もマルシオの魅力に魅せられましたね。素晴らしい選手にアルビに来てもらってホントヨカッタです。
シュート打たなければ得点は入らないし、悪い時のアルビを思い起こさせる内容でした。
縦へ動ける選手が是非ともほしいですね。
個人的には隊長の代表入李を期待します。ボランチもできますし、左右SBもできます。しかもリーダーシップもありますし、感情を露にして戦う選手が今回の代表には少なかった気もしますし。
…ということですが。
色々理由はあります。書ききれないので端的に。
① カウンターサッカーを成就できる、決定力を持ったFWが揃わない。
② 日本はみんなで組み立てることが好き
③ 日本サポーターはアジアに対して横綱相撲を求める(完全に相手守備を崩しきる)
①はいわずもがな。ファビーニョ、エジミウソンのような選手は日本にはほとんどいません。
②これもよく言われています。野球でもバントがうまい選手は好まれるでしょw
③中東のカウンターサッカーは、相手に攻めさせて、ボールを取ったら相手が戻れないうちに点を取るという一種奇襲の類なので、アジア王者たる日本が奇襲なんて使いたくない!という思いがある。(一昨年の新潟も同様。試合に勝ってもあまり新潟は内容を評価されていなかった)
こんなところでしょうか。どれも根深い習慣なので、変わらないでしょうね。
ちなみに、2つは本来タブーにはなりません。
なぜなら、高いレベルのチームであれば、カウンターとパスサッカーは両立するからです。(プレッシング戦術が必須です)
色々考えたんですがあまりまとまりませんでした…
すいません。
結局韓国戦もサウジ戦と似た展開でしたね。「華麗なパス回し」に溺れ「攻撃の速さ」を見ることができなかったオシムジャパンでした。ボク的にはどうも遠藤のサッカーが好きになれないな。
>untidyさん
丁寧でわかりやすい解説をありがとうございました。本来「パス」は人間がボールを運ぶ(ドリブル)よりも速いはずです。ところがサウジ戦・韓国戦のオシムジャパンでは「パス回しが明らかに攻撃を遅くしている」と感じました。鈴木監督からはオシムジャパンのサッカーを反面教師にしてアルビの理想とするサッカーを具現化してほしいと思います。それにしても羽生は立ち直れるだろうか??
しかし、反面、運動量が落ちた場合(特に夏場)や、下位チーム(横浜FCなど)にドン引きカウンター戦術を取られると、同じような試合展開になると思います。それがポゼッションサッカーの宿命…
さて、そういうときに、「パスが回っているからいい」と思うか「何でもいいからシュート打てよ!」と思うか…
そして後者を選手が選択した場合、それがゴールにつながるのかどうか…つながらなかった場合サポーターはそのシュートの判断をヨシとするかどうか…一昨年のほうが強かったよ!と回顧+誤解してしまう人も出てきてしまうような気もします。
まあ、おそらく、志向が似ているので反面教師にはできないと思いますよ…