昨日の新潟日報に掲載された「オレンジLAB〜データで見るアルビ〜」によれば、第18節の鹿島戦でアルビが放ったスルーパスはリーグ最多の18本で、そのうち11本を成功させ、成功率は57.9%とのこと。このゲームで唯一の得点シーンとなった小見くんのヘッドも、トップ下でプレーした奥村仁のスルーパスを受けた谷口のシュートのこぼれ球から生まれました。ちなみにこのゲームでの仁くんのスルーパス3本は、第18節に出場した310選手中最多タイだったそうです。
ちなみにスルーパスの定義は、「現在味方がいる場所に蹴るのではなく、まだ受け手がいない場所に蹴って、ボールが転がっている間に受け手に移動して取ってもらうパス」です。 送り手と受け手の意思疎通が重要で、これが成功すれば相手の隙間を通してプレーできるので決定的なチャンスが生まれます。うんうん、わかりやすい。
そう言えば、昨日もブログで話題にした「詠太郎が決定機を外したシーン」も、ハセモトからダニーロへのスルーパスが通り、そこからゴール前に飛び込む詠太郎につながったのでしたね(何度も言うが「そこは決めてくれ!」)。
日報の記事によれば、今シーズンのアルビレックスがスルーパスから奪った得点は、J1リーグ2位タイの7点とのこと。スルーパスからの攻撃が、アルビのサッカーの重要な武器となっているのは間違いありません。1つ間違えば相手のカウンターの餌食になる可能性も孕んでいるスルーパスですが、ボクら見ている側からしてもスルーパスからの攻撃はとても魅力的で楽しいものです。
さぁ明後日のホーム川崎戦は、パスサッカー(足元でチャカチャカやるサッカー…って悪口を言う人もいる)をチーム戦術として掲げるチーム同士の戦いです。スルーパスを通して攻撃を仕掛ける場面も、それを阻止してインターセプトする場面も、アルビもフロンターレもねらってくるんでしょうね。楽しみだな。チームは好調だし、来場者にユニのプレゼントもあるし、因縁の川崎との対戦だし、明後日のゲームの駐車場チケットは完売だそうです。こういうゲームできっちり勝ち点3をあげ、さらに勢いをつけたいですね。頑張れ!アルビレックス!