リーグ戦も2巡目に入って後半戦のスタートゲーム。遠く戦国時代から新潟(越後=上杉)のライバルである甲府(甲斐=武田)戦は、またも引き分けに終わりました。今シーズンは2試合ともドローゲームです。なんか「甲府戦っていつも引き分けか?」って印象ですよね。まぁそう言えば、上杉・武田の川中島決戦も決着はつかなかったんでしたね。歴史は繰り返す?
両チームの先発メンバーはこんな感じです。サイドバックは田上と荻原、ボランチは中島と福田の移籍コンビ、サイドハーフに大本と高木が入り、FWはテセと至恩です。まぁ実際のところは、テセがワントップで2列目に大本、至恩、高木って感じだったと思います。GK小島とセンターバック舞行龍とマウロ以外は、いろいろな組み合わせで勝利を模索するアルベルト監督です。
甲府のMF中村選手は明訓高校出身なんですね。選手紹介時に拍手が湧きました。こんな風に自然に拍手が湧くのがビッグスワンのいいところです。そして周りの知らないサポ同士が、「あの子、新潟の子なんですよ」なんて教え合っている。いい雰囲気です。お客さんも増え、ビッグスワンのいいムードも戻ってきている気がします。
試合前には「ONE-NIIGATA」ってことで、是永社長がご挨拶。熱い是永節を聞けるかと思ったけど、予定の原稿通りのスピーチだった印象を受けました。でも、社長自ら登場して、直接サポに話をするって大事なことですよね。
久しぶりにアルビチアの皆さん(新メンバーですよね?)も登場し、パフォーマンスや応援でボクらサポーターを盛り上げてくれました。これですよ、これ。ビッグスワンにチアのお姉さんたちは絶対に必要です。雨の中でずぶ濡れになっての応援、ありがとうございました。
ゲームは序盤から引き締まった感じで進みました。パスを繋いで攻撃の糸口をつかもうとする新潟、堅守で対応する甲府。それぞれが持ち味を発揮しますが、なかなかチャンスを作れずに前半はスコアレスで終了しました。アルビはチョン・テセをなかなか生かせない…って印象を受けました。
アルビは後半の頭からファビオと島田を投入(交代はテセと中島)し、攻撃の活性化を図ります。後半18分には左サイドの荻原からの高速クロスにファビオが反応し、相手のオウンゴールを誘います。まぁ甲府の選手に当たらなければファビオが決めていたので、あれはファビオの得点でいいんじゃね?って感じでした。
久しぶりの先制点、いや久しぶりの得点です。オウンゴールでも嬉しいな。ボクらの周り(高齢者の女性が多かった)もみんなが立ち上がって、笑顔で肘タッチです。これですよ、これ。ビッグスワンはこうでなくっちゃ。
しかし、わずか2分後でした。アルビのゴール前でビルドアップしようとしたパスを甲府にかっさらわれ、あっと言う間に同点ゴールを決められちゃいました。なんかねぇ…。パスサッカーもいいと思うし、何度も攻撃を組み立て直すためにビルドアップを繰り返すのもわかっちゃいるんですが、味方のゴール前での短いパス回しのシーンには、いつもハラハラしていました。昨日の失点シーンなんか、まさにそのイヤな予感が的中って感じでしたね。まぁ反省は次に生かしてくだされ!
その後は、両チームともに追加点をあげようとし必死の攻防でした。絶体絶命のピンチもありましたが、小島や舞行龍の気迫溢れるプレーで阻止。ヒヤヒヤしましたね。アルビは交代で入ったシルビーニョとロメロが躍動していました。シルビーニョのスピードやロメロの気迫に手に汗を握りました。
でもねぇ…何かが足りないのです。終了間際には怒濤の攻撃もありましたが、シュートまではなかなかいけません。
結局、1-1のドローで試合終了です。
ただね。試合終了と同時に帰路についた皆さんはわからなかったと思いますが、昨日はゲーム後に「今までとは違ったシーン」が見られました。
場内を回った選手たちがゴール裏のサポの前に整列し、堀米キャプテンの号令で深々と頭を下げたのです。もちろんボクらサポは、選手たちに声をかけることはできません。しかし、大きな拍手で選手たちに応援する気持ちを伝えることはできました。選手たちの行動も少しずつ制限が緩和され、コロナ禍の非常事態下での様式から通常の様式に戻りつつあることを感じ、とても嬉しく思いました。ボクが「週アル」の記事に書いたことが早速実現されて、ヨカッタです。
昨日の入場者数は、なんと「7777人」。この数字が発表された時には、ちょっとスタジアムが響めきましたね。ラッキーセブンが4つも並んだこのゲーム、勝ちたかったです。
そうそう。昨日のゲームでは、スポンサーのCraftyさんからONE-NIIGATAの缶バッチのプレゼントがありました。ありがたく頂戴し、早速スタジアム用のリュックにつけさせてもらいました。感謝申しあげます。
こちらはEゲート前広場にお目見えしていた、北陸保全工業さんの塵芥車(ゴミ収集車)です。こんな車が街中を走っていたら、思わず応援をしたくなりますね。ちなみに、この塵芥車のナンバープレートは「12」!細かいところまでの配慮に、感心しました。北陸保全工業さん、これからもアルビのサポートをよろしくお願いします。
さぁ、次は中3日でアウェイ琉球戦です。移動も大変ですが、選手の皆さん、頑張ってくださいね。ボクらはまだ何もあきらめていませんから。
今季最小のシュート数だったそう、どれだけボール持っていても枠へのアクションしなきゃ勝ち点に繋がりません!
最早、勝ち点3を死に物狂いで獲りにいくしかないんですよ!
死に物狂いで勝利を奪いまくりましょう!
至恩がボールを持つと相手選手が複数人つくので、高木がフリーで動けるチャンスができる感じがしました。ここらあたりが、今後の打開のヒントになるかもです。しかし多くあったCKのチャンスは、ほとんど得点の匂いがしませんでした。まぁ堅守甲府って言ってしまえばそれまでなんですが。何とかせにゃなりません!