鹿島戦その２：流れを変えるために

昨日に続いて「鹿島戦」の観戦を終えて考えたことです。
攻めて攻めていながら、ことごとくゴールをはずすアルビレックス。「こういう流れのゲーム」って、長いシーズンの中には当然あります。もちろん逆のケースもね。でも、やっぱりあと一歩が足りなかったが昨日の試合でした。

テラも、慎吾も、光も（昨日より順位が上がった）、エジも、ファビも、シルビも、貴章も、よく走っていました。もちろん、中野も慶治も梅山も。北野もよく守った。唯一、あのシュートは相手をほめるべきです。

ただね。ＧＫ：北野、ＤＦ：梅山・中野・慶治・光、ＭＦ：慎吾・シルビ・寺川・ファビ、ＦＷ：エジ・貴章っていうスターティングメンバーは、浦和戦、大分戦、鹿島戦と全く変わっていません。確かにこのメンバーは今のアルビのベストメンバーです。怪我人が戻ってきてブラジル人トリオが揃って出場というのは、僕らサポーターとしても嬉しいことです。でも、この２週間で４試合のタイトな日程、もちろん他チームも同じ条件ではあるけれど、「走り回るサッカー」が芸風のアルビレックスとしては、とても厳しいと思います。

やっぱ最後のキレの部分で、選手に「疲れ」は出ていると思うのですよ。そしてそれは２週間で４試合の最終戦、30日の横浜戦も全く一緒です。ボクは思うのです。思いきった選手起用が必要なのではないかと。イエローの累積で出場停止の中野の代わりは当然はいるでしょうが（内田？松下？藤井でいきますか？）、それ以外にもボランチに六車や千葉を使うとか、ＦＷに中原や河原を使うとか、いろんな可能性をためす必要があるんじゃないでしょうか。もちろんキーパーのチャンスを野澤にも与えてほしい。

ゲームの流れを変えるスーパーサブは船越です。ポストプレーの時にゴール前に船越がいるというだけで、相手にとっては脅威のはず。昨日もコーナーキックのチャンスの時にセンタリングせず、ショートでつなぐ場面が多々ありました。それ自体は悪いことじゃないと思うけど、やっぱポストプレーもほしいよね。

エジとファビと勲がケガで離脱していた時も、代わりの選手がきっちり仕事をして勝ち点を重ねたアルビレックスです。「指定席はない」の淳監督の言葉通り、自由席でいろいろ試してみる価値があるんじゃないかな？

淳監督は選手交代については「じっくり」タイプとお見受けしました。でも、思い切ったカードは先手必勝ということもあります。次の采配を楽しみにしているサポーターを「あっ」と言わせてほしいな。