今日は、土曜日に放映されたTeNYの「とことんアルビDX」のネタを一つ。
今回の番組のメイン企画だった山本康裕選手へのインタビュー、「康裕の思い」がよく伝わる実にインパクトのある番組作りでした。過去や現在の映像もまじえて、「山本康裕物語」という感じの編集。番組の冒頭での、康裕自身の「今日の主役はボクです」って言葉も自信に満ち溢れていてよかったです。では、番組の内容と康裕の歴史を、かいつまんで紹介しますね。
山本康裕選手はジュビロ磐田の下部組織で育ち、16歳11か月でJ1出場を果たした。まさに「ジュビロのエリート」として育った。
2013年シーズン終了後、ジュビロ磐田はJ2に降格。J1復帰を狙った2014シーズン、康裕は新たな指揮官であるシャムスカ監督の戦術に合わず、ベンチにすら入れない日々が続いた。
そんな2014年シーズン途中に柳下アルビからオファーがあり、新天地を求めて期限付き移籍を決意。恩師ヤンツーの指導を受け、「パスにこだわること」に執着するあまり「自分本来の推進力」を忘れていたことに気付く。そして、それを取り戻そうともがく。
シーズン途中に、アルビサポーターからのコールが「ヤマモト」から「コースケ」に変わったことに感激。悩み抜いた末に、2015シーズンも新潟でプレーすることを選択。「さらにもうひとつの引き出しが欲しい」「殻を破りたい」と意欲に燃える。それは「裏に抜ける」ということ。
チームにおけるスプリント回数(時速24km)は堂々の1位。家族からも応援してもらい、静岡の母からも「すっかりオレンジ色に染まってきたね」とメールが来た。(康裕は「おかあさん」と呼んでいました。かわいいね。)
新潟は僕を変えてくれたチーム。「アルビレックスに山本という選手がいた」と、サポーターの記憶に残るような選手になりたい。
ざっとこんな感じのインタビューでした。照れ屋で寡黙なイメージのある山本康裕選手ですが、しっかりとした口調で言葉を選んでインタビューに応じる様子は、実に好感がもてました。今シーズンは「得点」という結果もついてきている康裕。今後のアルビの浮沈のカギを握る選手の1人になることは間違いないでしょうね。昨日の神戸戦では今節のJ1リーグのスプリント回数が1位だったそうですし、ラファに次いで、現在チーム得点ランキング2位!(って、リーグ戦ではラファと康裕しか得点していないような…)
できれば、アルビレックスに完全移籍してほしいなぁ…と願っています。名波さんが許してくれないかな?いずれにしても、頑張れ!コースケ!ますますゴール量産だ!