畑違いでも気になるアーティストがいます。
ジャズの巨人といわれるマイルス・デイビス(Miles Davis)。「何がすごいのか」、坂本龍一の『スコラ』で分かりました。
まず、時代的には、1940年代、ビバップ (bebop)からモダンジャズが始まりました。ビッグバンドから少人数のコンボになり、大人数をそろえるための楽譜の必要がなくなり、アドリブ合戦へ突入したわけです。
チャーリー・パーカーなどが、複雑なコード進行でどんどん音数を増やす方向に傾倒していたのに対して、マイルスは、逆に音数を減らす方向に――コード進行に頼らず、モード(音階)中心の演奏を繰り広げた。
有名な「Kind of Blue」は、モダンジャズに対する“アンチ・テーゼ”だったのです。「ロック魂」つまり反骨精神の持ち主だったから気になる存在だったのかもしれません。
ちなみに「After Hours」とは通常の営業を終えた後に行われるセッションのこととか。
再放送は5月22日です。
『schola 坂本龍一 音楽の学校』http://www.nhk.or.jp/schola/
ジャズの巨人といわれるマイルス・デイビス(Miles Davis)。「何がすごいのか」、坂本龍一の『スコラ』で分かりました。
まず、時代的には、1940年代、ビバップ (bebop)からモダンジャズが始まりました。ビッグバンドから少人数のコンボになり、大人数をそろえるための楽譜の必要がなくなり、アドリブ合戦へ突入したわけです。
チャーリー・パーカーなどが、複雑なコード進行でどんどん音数を増やす方向に傾倒していたのに対して、マイルスは、逆に音数を減らす方向に――コード進行に頼らず、モード(音階)中心の演奏を繰り広げた。
有名な「Kind of Blue」は、モダンジャズに対する“アンチ・テーゼ”だったのです。「ロック魂」つまり反骨精神の持ち主だったから気になる存在だったのかもしれません。
ちなみに「After Hours」とは通常の営業を終えた後に行われるセッションのこととか。
再放送は5月22日です。
『schola 坂本龍一 音楽の学校』http://www.nhk.or.jp/schola/