欧場のひとりごと。

ヘタレゲーマー欧場 豪(おうば ごう)による音楽、パソコン、ゲーム、マンガなどなどの気ままな話題のブログ。

「428 ~封鎖された渋谷で~」をクリアしてみて。

2009-06-22 03:39:15 | ゲーム

ども、欧場です。
最近は気温差が激しくて体が参ってしまうのですが、いかがお過ごしでしょうか。

かなりしばらくぶりになってしまいましたが、ゲームの感想などを書いてみたいと思います。
さて、今回はセガチュンプロジェクトで話題になった『428 ~封鎖された渋谷で~』
というか以前「買ったよ~!」と書いておきながら、かなり放置で申し訳ありません。(汗)
ここはひとつ、気合を入れて行ってみませう。
先にお断りしておきますと、私は同シリーズのゲーム『忌火起草(いまびきそう)』はプレイしたことはありませんので、そのあたりはお察し下さい。
(付け加えると、『弟切草(おとぎりそう)』、『かまいたちの夜』、『街~運命の交差点~』はプレイ済みです)


【進化したシステム】

当初、『428』は実写だったり渋谷が舞台だったりで正直『街』の続編止まりなのかなあ~と思っていたのですが、実際プレイしてみると全然違いました。
まず挙げられるのが『街』ではそれぞれのキャラクターのストーリーはほとんどが“お互いに干渉しつつも”それぞれ別々の道へ進むのに対して、『428』は更に密接に関っているということ。(詳細についてはネタバレになってしまうので、実際にプレイしてご自身でお確かめ下さい)
BAD ENDを回避するために他のキャラクターの選択肢を適宜選びなおすという部分では『街』と似ていますが、加えて『428』はストーリーの進行中に突然「KEEP OUT」が表示されてそれ以上先に進めなくなってしまうことがあり、これを回避するためには「JUMP」により他のキャラクターの物語から分岐してこなければなりません。
この「KEEP OUT」「JUMP」のシステムが『428』のキモのシステムなのですが、これによってプレイヤーは物語の続きが気になって気になって仕方なくなるわけです。


【こだわりの映像演出】

映像面では静止画を“動的に”使う演出、これがとてもおもしろい!
時にはパラパラマンガのようなコマ送り、時には映像のズームイン、時には左右へのカメラ移動などなど、「ああ、こういうやり方もアリなんだな」と思わせてくれますし、逆にこれがあるおかげで途中でムービー映像が挿入されても違和感がないんです。
その他、画面の構図や役者さんの演技といったところにもこだわって作られていますので、そのあたりを味わいながらプレイするのもいいかも知れません。(間違っても、プレイ前にメイキングDVDを観てはいけないです)


【根幹となるテーマソング】

『428』では、上木彩矢が歌うテーマソングを随所で耳にすることになります。
これもただのタイアップではないのですが…おっと、後はゲームでお楽しみ下さい。(笑)
ちなみに、上木彩矢の特別ページではプロモーション映像がフルサイズで視聴できますので、上記リンクでどうぞ。
(携帯サイトにてプロモーション映像のストーリーが紹介されています)


【残念な部分もある】

このゲーム、基本的にシステムは親切設定なのですけど、導入部でチュートリアルが展開されるため、とっつきが悪い感じがあるのがちょっともったいないです。
まあ、それさえ通過してしまえばどうということはないのですが。

でも一番残念なのは、やはりクリア後にプレイ可能になるシナリオ『●●●編』でしょうか…。
個人的にどうしても違和感があるというか、せめてサウンドノベルらしくボイス無しの方が良かったと思うんですけどねえ。
うーむ。


【総評】

ネタバレするとアレですのであまりストーリーに触れずに書いてきましたが、ともかくサウンドノベルがゲームが好きでWiiを所有しているのであればプレイして損はないと思いますよ。(一応、15才以上が対象ではありますけど)
できれば、終盤あたりで詰まるまでは攻略ガイド本やインターネットの攻略サイトなどは見ないでプレイされることをオススメします。
アクションあり、謎あり、笑いあり、涙あり、隠し要素あり。従来にも増して渋谷を堪能できるサウンドノベル『428』を是非ご体感あれ。


【了】


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