桜華庵

日々の出来事、想いを徒然なるままに…

結末は江國流

2005-08-16 15:13:28 | 読書
図書館で借りていた、江國香織さんの小説

思いわずらうことなく愉しく生きよ

を読み終わりました。
長いけど、読みやすかったです。

この小説では、性格の違う三姉妹の日常を描いています。
様々な出来事が起こるのですが、淡々としていると言う感じで…。
ちなみに、タイトルの「思いわずらうことなく愉しく生きよ」は、三姉妹の家訓とのことです。
この小説の中で、僕の気に入った台詞を紹介します。
三姉妹の次女、治子の台詞で、

「人生は考え抜くものじゃなく、生きるものなのよ」

と言うものです。
何か、好きです、この台詞。

さて、この小説の結末なのですが、江國流って感じがします。

冷静と情熱のあいだ

東京タワー

も、似たような感じで終っていますし。
何て言うのかな、

「まだ続きが書けるのに、あえて、そこで止めている」

と言う感じがします。
あとは読者にお任せします、みたいな感じと言うのかな。
まぁ、そこがまた良いところなのですけれど。

さて、次は

スイートリトルライズ

赤い長靴

間宮兄弟

のどれでも良いから読みたいな。
特に「間宮兄弟」は、映画化される前に、一度読んでおかなくては。

図書館に行って、借りてこよう。

夏は読書だ。