場所にもよるが、葦の新芽は早くも50cm以上にまで成長してきた。
写真でもわかるように、激浅の場所や水がない所は枯れ葦に混じって新芽がでてるのに対し、ある程度冠水しているところは枯れ葦ばかり。つまるところ、水中の葦の新芽は出るなり即ソウギョが喰ってるということ。

松田谷津では蓮の新芽が水面に到達し、小さな葉を広げ始めている。例年であればゴールデンウィーク頃の光景。深いところではもうソウギョがバクバク喰ってるのではなかろうかと。。

今の雄蛇ヶ池にはメーター級に成長したソウギョがゴロゴロしているはずであり、彼らはすでに食糧不足の状態と思われる。今年は口のとどく範囲の蓮を食い尽くすのだろう。

すでに木々の新緑が広がりシャローにシェードを作っている。松田谷津では早くも蓮の新葉が水面に顔を出していた。葦の新芽も背がかなり伸びてきている。これらは例年に比べ1週間から10日ほど早い動き。水温の上昇で岸際ではザリガニの活動も活発になってきている。
今日は東金の実家に行った帰りに立ち寄り。釣果は43cmを1本。水位はマイナス50cm程度、放水は継続中。
写真は先日の釣行時のもの。サクラの開花が妙に早いかと思えば、日当たりのよい葦原で気の早い葦の新芽がもう出ていた。平年とくらべ10日以上早いかもしれない。でもここ数日の寒の戻りでちょっと停滞ぎみになったかも。
今年はカエルが鳴くのもずいぶん早い気がする。
夏頃に雄蛇ヶ池で撮影したガガブタの花。大きさは爪ぐらい。ガガブタは絶滅危惧Ⅱ類(環境省)。
今年は雄蛇ヶ池の蓮群落の大部分がソウギョにやられてしまった。その蓮群落の内側にあったガガブタの群落は、ソウギョのせいなのかエレキでかき回されたためなのか分からないがバラバラに千切れて浮いているところがあちこちで見られた。
写真のガガブタも茎が千切れて岸際に打ち寄せられたもの。しかしながら、ガガブタは葉の元あたりから根がでているためか、茎が千切れてばらばらになっても平気なようである。
梅雨明けの頃に雄蛇ヶ池でみつけた発芽したヒシの種。
ヒシの種はなんど見ても変な形。いったいどこから芽が出るのかなと思っていたが、なるほどそこねって感じ。
言うまでもないと思いますが、今年の夏、ヒシモはほぼ全滅でした。芽が出てもすぐに喰われたようです。
葦原が冠水するやいなや、草魚は葦を食べにきた様子であった。きっと草魚は葦が大好きなんだろう。草魚は1本の葦を根元から葉っぱまできれいに食べてしまう。食べ残しの葦を探すと見つけるのに意外に苦労したりするのである。写真はソウギョが食べ残した葦。3枚の葉に噛み跡がしっかり残っている。
ソウギョに喰われてしまった葦原で、減水後に細くて頼りない2度目の新芽が生えてきた。今年もまた、二期作状態。ベジテーション激減の今となっては、秋に水がもどれば貴重なカバーになる。
でも、また喰われるだろうけど。。
写真にポツポツと白く写っているのは、もはやなつかし、オオカナダモの花。(雄蛇ヶ池にて2006年夏に撮影)
オオカナダモは”カナダ”と名が付いているがアルゼンチン原産。雌雄異株で花は咲いても種はできない。日本に帰化しているのは雄株のみとのこと。したがってこれは雄花である。
ソウギョの生存がいつまで続くかにもよるが、過去の事例を参考にすると雄蛇ヶ池でこのような光景が見られるには20年以上の年月がかかるかもしれない。ヘビーテキサスでウィードマット貫通&ビッグバイト…あなたがそれまでバス釣りを続けていればの話です。