夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

点字サークルの合宿その1点友会

2004年09月05日 | profession
いま、30分くらいかけて書いたものが消えてしまい、かなり参っている。
だから、少しずつ書いていくことにする。
初回は敬体だったが大変なので常体にする。

3,4日は点字サークルの合宿を行った。

私は学生時代点字サークルに入って点訳ボランティアをやっていた。専門課程に進んでからは遠ざかっていたので、ブランクは20年くらいあったが、体で覚えたものはなかなか忘れないものである。というのも、当時はカニタイプといって6つの点を使う点字を、両手の人差し指から薬指までを6つのキーに当てて、どれを押すかの組み合わせで文字を表記するので、指が覚えていたのである。歌を歌いながら、膝に点字を打っているということはいまだによくある。

2001年から2002年まで、香港の総領事館に転勤した夫に伴い外交官夫人として住んでいた香港でも、駐在員夫人や現地で働く日本人、香港人の希望者20名ほどに定期的に点字の講習会を開いていた。慈善バザーでは点字の名刺を作って販売するというイベントも行った。(駐在員夫人、とくに外交官夫人の世界は『白い巨塔』の「くれない会」の千倍ひどくて、私は非常に消耗した。点字の件も「前例がありませんから」となかなか企画を通してくれなかった)

昨年6月にこの大学に赴任してからも、サークルはないが、学生のに教えたいと思い、ビラを掲示板に貼ったりして希望者を募り、9月から月1-2回のペースで講習会を開くようになり、現在は13名のいろいろな学部の学生が参加している。
いずれサークルという組織的な活動に発展すればいいな、とは思っていたが、そういうことは教師が音頭を取るようなことではないと感じていたが、最近学生が自主的にサークル活動にしたいといってきたので、仮称「○大点友会」が発足した。この仮称は私が所属していた「駒場点友会」からとったもので、天祐に通じる発音が気に入っているが、いずれ本学らしい名前を学生が考えてくれればいいと思っている。

「鉄は熱いうちに打て」の通り、合宿をして機運を盛り上げようということになった。
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