夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

米倉先生の論考より2

2008年07月22日 | profession
またまた、なるほどと大きくうなずく一節があったので引用させていただく。

「例えば裁判所見学、法曹インタビュー、不動産登記・戸籍・供託実務の見学、銀行や商社の法務部の見学等々。これらは「科目」扱いされていなくても、将来法曹として立っていこうと志す者なら率先してすべきことであって、そうしてこそ、デスクの上だけの勉強に実際感覚を付加することができる。法科大学院における勉強を進めるにあたって、実務(家)との接触は不可欠である。法曹としての人格形成上も、実務(家)との接触は非常に有益なことである。ということで、教員が関係者の日程を調整していただいて企画したのに、これを試験に役立たないからといって回避するに至っては、その学生は法曹になる気が本当にあるのか極めて疑わしい。」

戸籍時報 20008年7月号p68-69
「法科大学院雑記帳」より

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする