夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

授業評価

2004年10月25日 | profession
前期「契約法」の学生による授業評価で、詳細なコメントが書かれていたのでここに一部紹介する。自画自賛のようだが、こちらの意図をわかってくれる受講生もいるのだと勇気づけられた。

○この授業について,教員が良い工夫をしていると感じられるものを書いてください
・ほかの民法の授業では、教授が教科書を読むだけの授業が多かったですが、先生の授業では、小テストの問題やレポートの課題など実社会で契約法がどのように使用されているか分かるような内容になっていて、とても工夫しているなあと感じました。
・いろいろと実例をあげて解説しているところ。
・様々な経験談や資料で、身近な例をたくさん示してくださるところ。
・実務に基づく話に興味が持てた。
・小テスト
・毎回小テストをすることで、出席も確認できるし、授業の復習がこつこつできてよかったと思います。
・教科書の内容だけでなく、折に触れ新聞やテレビ等で現在話題に上がっていることを題材に、現実の社会で法律がどのように運用されているのかについての説明があったこと。
・小テストを毎回行うこと自体は非常に為になりました。
・毎回、小テストを行うことによって、真剣に授業に取り組めたと思う。
・実態(特に今の社会事情をふまえて)法律を教えてくださった事に関してはよかったと思います。法律がより身近に感じられました。

○上記で答えたこと以外によかったと思うものを書いてください
・裁判員制度の説明を丁寧にしてくださったのがよかったです。いろいろなメディアを見ていても裁判員制度のことをあまり詳しくとりあげておらず、よく分からなかったのですが、丁寧な説明で理解することができました。とてもよかったです。
・先生の考えかたにふれられたこと。
比較法的な視点からの解説。
・非常に分かりやすかった。
・ほかの先生方は遅刻者や退出者が多くても何も注意しないが、先生はそういった人たちにしっかりとほかの人たちの迷惑であると注意してくださったのがすごくよかったと思います。まじめに授業を受けている生徒のことを考え、一生懸命講義をしてくださるのがとてもうれしいです。
・小テストが毎回あることで、出来不出来に関わらず、その時その時で自分の理解度が計れたこと。
・昨今の銀行の状況を法律をふまえて説明くださったことはよかったです。そうだったのかということがたくさんありました。

○批判ももちろんあったが、ほとんどが、「小テストの時間が足りない」、というものだった。
当日の17時までに提出すればいいとしたが、授業が詰まっていて難しい学生もいたらしい。
この反省をふまえ、今期の「担保法」は、受講生全員に諮って締切時間を決めた。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 琳派展とNODA MAP 赤鬼 | トップ | Sentimental Journey »
最新の画像もっと見る

profession」カテゴリの最新記事