あなたは殺してはならない。
(出エジプト記 第20章13節 )
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モーセに預けられた「十戒」の第六戒である。
このブログで、この「あなたは殺してはならない」を取り上げるのはこれまでも何度かあったと思う。
また同じようなことを書くが、上記の聖句は「殺人の罪だけではない」人間以外の他の生命体についても言える。
少なくともフツーのクリスチャンのわたしはそうである。
それは「殺さなければ生きてゆけない」というのが人間にとっても他の生命体にとっても「原罪」というものだと思うからである。
すべての肉なる者は罪ゆえにあなたに来る。=神に向かっての祈り。(旧約聖書・詩篇第65編3節 )。
このように詩篇作者も訴えている。
この拙文を読んでくださるあなたに問う。
あなたは一本の花を手折る時、あるいは一匹の虫を踏みつぶして殺す時まさにその時「良い気持ちがする」だろうか?
10人中10人までが決して「良い気持ちがする」ことはない。なぜか?
人間以外の生命体もすべてわたしたちと同じ「主が創造なさったいのち」だからである。
主の被造物である生命体なら知っていることだ。
「主の被造物」であるという事実を「自覚」していなくとも魂の奥底で知っている。だから虫を踏み殺してしまっても決して「良い気持ち」はしないし、花をボキッとやっても決して「良い気持ち」はしない。
まさしく主が創造した同じいのちの同朋なのだから。
ところが一神教を奉じる民が、ここ数年やたらと戦争を続けて、人や他の生命体を殺しまくっている。
すべて十戒を信じている、少なくとも知っている人々である。
ここ数百年の間にも、アメリカやヨーロッパの人々は戦争を仕掛け、それを正義の戦いとうそぶいてきた。
アフリカやアジアや中南米を蹂躙し、人としても命としてもその存在を認めてこなかった。これがキリスト教の国なのかと残念に思う。
今年こそはまことに主に帰り、懺悔し、祈りの年として欲しいものだと思う。
子供たちが殺されるのを、もう見たくはない。
主よ、愛を降らせてください。🌼。
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