世に恐るべきものにして、信仰の無い知識と知識のない信仰のごときはない。
(続「一日一生」内村鑑三著 教文館 )
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昨今の全世界的な「人心荒廃」は上記引用文のごとき世の中になってしまったからだと、わたしは痛切に思う。
かたちだけは「信教・思想の自由」をうたっているが、真の「信教・思想の自由」ではなく上記引用文のような様相を呈している。
主イエス・キリストの教会でも事情は同じである。
わたしに言わせれば信仰のない知識が科学至上主義を招き、人間をまるでマシーンのようにしてしまった。心と魂の良き糧としての信仰を失ってしまったのである。そして知識の無い信仰があまりにはびこってしまって、そんなもはや健全な宗教ではなくなっている。「毒薬の信仰」になってしまった。「人心荒廃」を招いてしまったのである。
わたしは何も自分の信じているキリスト教に何がなんでも入信しろと脅かしているのではない。
ただ自己にのみより頼むことと、科学に偏重することを憂いているのである。
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