おせっちゃんの今日2

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懐かしいお店

2020-12-21 16:26:26 | いろいろ

「小よく大を制する」。小気味いい勝負を応援する気持ちが湧きたちますけれど、これが中なかなか難しいことです。お相撲で、炎鵬が勝つと割れんばかりの拍手で盛り上がるけれど。

わが家は都心に出るのに電車3駅が使えます。便利ですが、その駅近の商店街はどれも小規模です。スーパーや、ちょっと離れているけれども下北沢などに客を奪われるのか、個人商店がだんだん消えていきます。
生きのいい魚で客を呼んでいた魚屋さん。小さいながら文化の香りのした本屋さん。子どもたちの学用品を引き受けてくれていた文房具屋さん。センスは首をかしげたくなるようなものでしたがお買い得の衣料を積み上げていた便利なお店。どれもこれも、店主が歳をとって、次の代に引き継ぐことなく店じまいしてしまいます。また、折角若い人が後を継いだのに、癌などの病で亡くなったとかでの店じまいもあります。

そんな中で暮らす私にとっては、ちょっとしたものを手に入れるのが困難になります。ここしばらく燃えないゴミを入れておく蓋つきバケツと、洗濯物干し・・洗濯ばさみがぶら下がったもの・・が古くなって風化して壊れてしまったのでした。3カ所の商店街には荒物屋さんが無くなっています。下北沢にはあったなと目指していきましたが、無くなっていました。
エ~っ、ゴミバケツを買いに澁谷にまで出なければならないの?買い物難民だ~。コロナ感染防止、ばあさんがでかけるのもな~。

昨日M大前のかかりつけの美容院に行きました。帰りにいつもは通らない道を通ってみました。
あった!!店頭に望んだバケツが鎮座した荒物屋さんがあった!!

バケツ1個・洗濯干し3個、途中で夕ご飯の買い物も済ましたい。一人で持つのはきついなあ、配達はしてくれるのかしら?
恐る恐る若い主人に訊きました。「いたします」。「それでは戴くわ」ほっとしました。

大規模な店ではありません。整理はしてあるのでしょうが狭い店に所狭しと商品が積み上げ並べてあります。店番は若い衆と言っていいほどのお兄さん。洗濯干しも2種類ありましたが、それぞれの特徴を値段を絡めて分かりやすく説明してくれる。もう半世紀も前にはあった、まさに古き良き時代の懐かしいお店でした。
もう夕方でしたし、「無理なら今日の配達でなくてもいいですよ」「いいえ、今日行きますよ。ただし、店を閉めてからですから、9時過ぎになるかなあ、それでいいですか」とのこと。OK、OK.

9時過ぎ、約束通り来てくれました。配達料など少しも請求しませんでした。本当はこんなお店が住人にはありがたいのだけれど・・・。

 


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