おせっちゃんの今日2

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節分にはクジラ肉

2024-02-02 13:40:53 | ふるさと自慢

昨日、今年ももう1か月が過ぎたと恐れいってしまいましたが、そこからまた日にちは過ぎ、明日は節分、明後日は立春です。昨夜から、急に寒波がやって来てしまいましたが、春も目の前です。この寒波も長続きはしないで、また暖冬傾向に推移すると言っております。梅は咲いたが、桜はまだかいな、待ち遠しいことです。

今朝のニュースショーでは、各地の節分の様子を取り上げていました。中に、山口からの中継もありました。

それを見て、私の古い節分風景の記憶は間違ってはいなかった、確かな記憶だったのだと今では遠くなった故郷を懐かしく思いかえしたことでした。
ふるさと山口では、(我が家では)ヒイラギの葉を飾りつけたり、鰯の頭を魔除けに飾り付けたりはしませんでした。今朝の番組で、山口では、何を食べるでしょう。お分かりですか?と質問していました。ゲストや、司会を務めるアナウンサーたちが首をかしげていましたけれど、私には分かったのです。
答えは「クジラの肉」なのでした。

節分の夕食には、野菜やキノコ、それに賽の目に切ったクジラ肉を入れて、炊き込みご飯を作るのです。日本が貧しい時代でした。これはおおご馳走でした。
ご飯茶碗に盛りつけながら、母は毎年同じ口調で、同じことを幼い私と妹にいい聞かせました。

「さあ、しっかりお腹いっぱい召し上がれ。クジラの肉がいっぱい入れてあるからね、しっかり食べて重~くなっておきなさいね。重~になっておかないと、鬼に連れていかれるからね。美味しかろう?」ということばでした。鬼に連れていかれる、半信半疑ながら、やはり怖いと思っていました。

 


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