おせっちゃんの今日2

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あなた、どうなさる?

2023-05-03 13:41:40 | 知人友人

今日のお話は「知人友人」と言っていいのか?、困ることだらけの話。

一昨日のこと。いつもの道を買い物袋をよっこらしょと下げ、少し登り坂を息荒くのぼっていました。
向かいから女性が近づいていらっしゃいました。あ、右に寄ろう、と思いました。その方、私が避けた方に方向転換。おいおい、それではぶっつかるよ。

どうも、私に話しかけられるよう。近頃目が見えなくなってきたとはいえ、大体のシルエットで不都合を感じたことはなかったぞ。向こうさんが人間違えかな?
軽く頭を下げて、すれ違おうとしました。
「もしもし、こんにちは。懐かしいわ、・・・え?おわかりになりません?」
全く分からないのです。コロナ時代は、こんな時、言い訳はたやすい。
「あら、ごめんなさい、マスクとメガネ、おみそれしました」
「ほら、子どもが同学年、始め私立の幼稚園に行って、年長組は新しく出来た区立にかわったではないですか」。
さあ困った。全く分からないのです。私は他人の名前を覚えるのは苦手で、時間がかかるのですが、一度親しくなた方はきちんと覚えている人なのです。でもこの方は?向こうさんは、これだけいったら分からないはずはない、もう思い出したものだと話を進められる。困った、困った。
どうにか誤魔化して誰にでも合うような思い出話で調子を合わせ
「また、お目にかかった時はお声をかけてくださいね」と誤魔化す。
「公園でお見かけしていたのですよ、今度は声かけますね」と。手を振ってお別れする。

山口で大学に通っていた時、これに似た経験をしたことがあります。下宿先の母の里は、大学から徒歩30分はかかるところで、あまり人通りのない田舎道を歩くのでした。
同い年くらいの女性を追い抜こうとしました。会釈して抜いたと思った瞬間、おせっちゃん(苗字でしたが)と呼び止められました。え?どなたかしら、こんなところに知り合いはいないはず・・・と思いましたが、あまりに親しげに、分っているのが当たり前と、話しかけてくる人に、ことさら名前を聞くわけにもいかず・・・

途中の分かれ道で、「わたしこちらへ・・・」と手を振って行かれた人に、何とも奇妙なホッとした気持ちを抱いたのでした。同じ道を通学したのですが、その後も一度もお会いしませんでしたが・・・

こんな時、どうしたらいいのでしょうね。勿論、早いうちに、さらっと「ごめんなさい、お名前が出てこないのです」とか「どちらさまでしたかしら、物忘れが激しくてごめんなさい」と聞いてしまえばいいことは分かっています。でもその場の会話で、時は過ぎ去り、いまさら聞けないという時・・・困りますよね。困りませんか。

後者の話、分かれ道でその人が遠くなった時、悪いけれど、ほっと安堵したことを思い出しました。

あ思い出せない、と思ったら、そのままの気持ちで、素直に聞くことなのでしょうね。


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