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酎天おやじの人間風景

他人に合わせることが苦手な酎天おやじ。
酎天おやじがこれまで見た人間や風景、これから会うであろう人間や見る風景。

やってしまったこと・・なかったこと

2008-12-15 18:06:49 | ひとりごと

S285 今日は午前中から家族が腰から足にかけて痛いというので、管外の病院へ連れて行きました・・・ヘルニアのようで、痛み止めの薬と座薬をもらってきたようです。

病院では月曜日ということもあると思うのですが、待合室の椅子がほぼ満杯の状態で、各診療科も大忙しの様子でした・・・診察を待つ間に周りを見回すと、小児科や脳外科、整形外科などの前にも俺の地元の人も来て、診察を待っているようでした。

昼過ぎの帰ってきて、PCを開いてみていたら、『13日に起きた三重県の消防団の消防車の事故』のニュースを見つけました。

13日の午後3時過ぎに起きた火災現場に出動した消防団の消防車が消火活動用の水を取水しようとバックしたところ、後ろを通りかかった79歳の男性をはね、腹部の強打により約4時間後に死亡したというものでした。

運転手はバックする前に後方の安全を確認したのか、運転手以外の人が消防車の後ろで安全確認のために誘導をしていたのか・・・なんてことは問題ではないと思います。

人が1人亡くなったということ、この現実はなくなることはないのです・・ということは、なかったことにしたいことが起こる前に、やってしまう可能性があることをしないようにするということです。

やってしまったことは、なかったことには出来ない・・・やってしまったら正直に現実を認め、素直に謝り、言い訳をせずに次の事故を防ぐことと犠牲者やその家族への見舞いに全力を尽くすこと、それが重要なことだと考えています。

今年になってからもQQ車や消防車の色々な交通事故事案がありますが、これらの場合、事故をしたくてやるということはないと思います・・・QQや火災に出動する全員が初心に帰り、過去の事故の原因を徹底的の分析し、事故の起きない体制を作る必要があると考えます。


小脳出血

2008-12-14 18:18:37 | ひとりごと

Sick_29 昨日は午前中から雨が降り出し、冷たい雨で冬らしい寒い日でした。

午前中に1回目の『80歳代男性、自宅で急に意識がなくなり、いびきをかいている。』とQQ指令が入り、脳疾患の疑いもあるということでQQ隊3人で話しながら現場まで急ぎました。

現場近くに着くと家族が待っていて、『意識が戻りました。』ということでしたが、一応現場まで行き観察をしたり、既往を聞いたりしたところ、”低血糖発作”の疑いが強く、本人及び家族が病院にQQ車ではなく、自分たちで連れて行くということで『もし、もう一度こんな意識消失があったら119番にすぐに電話してください。』といって引き上げました。

今回の件は家族が病院からもらった薬を飲ませたところ、意識が戻ったということのようでしたが、隊員にこのようなケースはよく脳疾患と間違われることがあるので、既往の聴取は大事だということを伝えました。

次に『60歳代男性、嘔吐』ということで出動、現場に着くと意識はあるのですが、嘔吐とめまいが継続中で、かねてより血圧が高いということでした。

ストレッチャーに収容し、QQ車内に入っても嘔吐とめまいは継続、病院まで1km弱だったので血圧とSPO2だけを測定しながら搬送開始しましたが、血圧は嘔吐のたびに体動があり計測できませんでした。

脳疾患の可能性が高く、地元で脳疾患の場合、手術等の対応は難しく、専門病院への転送の可能性もあり、CTの結果が出るまで待機していました。

CT撮影、結果は左小脳出血”うずらの卵”大の大きさの出血が見られました・・・早速地元の脳外科専門病院への受け入れをDrがしましたが、Dr不在(?)だったのか、管外の専門病院への転送となりました。

Drも同乗しての搬送だったのですが、1ヶ月くらい前にやはり嘔吐の60歳代の男性を地元の病院で受け入れができないということで管外の脳外科専門病院へ直接搬送したときのことを思いだし、チョッと不安な気持ちのままでの搬送でした。

そのときも昨日のように意識があり、病院へ着くまで話をしていったのに翌日、死亡したと知り、ショックを受けたました・・・昨日は昼間だったので受け入れをしてもらえたと思うのですが、夜間の受け入れ態勢ははなはだ疑問です。

実際、小児科や脳外科の専門性の高い診療科目の場合、現場や搬送途中で20~30分待機するケースが出てきています。

現場での長時間の待機やたらい回しと思われるようなことがないように、早急に対策を立てる必要性をこれからの重大な課題だと感じています。


深夜・急患・限定

2008-12-12 17:23:29 | ひとりごと

Health_0054 今日も朝は霜が降りて寒いのですが、昼間は風もなく穏やかな暖かいです。

今朝早く、前が見えないような霧のなかで、『70歳代女性、言葉が不明瞭でふらつきあり。』というQQ出動がありました・・・現場まで約15分かかり、現場に着いて声をかけると『昨日から症状があった。』ということで、今朝自分でも話し方がおかしいと感じたということのようでした。

脳疾患の疑いが強いと思い、CTの撮れる病院を手配し搬送しました・・・手足に麻痺等は見られなかったのですが、収縮期血圧が200を越えており、後頭部に痛みもあったということで心配しました。

それでも脳外科専門病院が見てくれるということで、QQ隊としてもホッとしているのがホントの気持ちです・・・今月始めの小児と幼児のケイレン発作の時に『ケイレン発作は治まっていて、意識レベルも正常です。』と伝えても、専門外ということで数件の病院から断られ、管外の専門病院まで搬送かなと覚悟したことを思い出しました。

QQ車の不正使用やタクシー代わりの使用など色々なことが言われていますが、そういう気持ちはなくて、急病の子どもを抱えて必死になっていて、冷静になれない親や祖父母がいることも事実です・・・『心配だからとにかく病院へ連れて行ってくれ。』と言われもすぐに病院が見つからず、QQ隊は『すみませんね、病院が少ないのでもう少し待ってください。』と肩身の狭い思いで言い訳します。

小児科に限らずあらゆる夜間のQQ出動の場合、病院が見つからない時、QQ車の中の隊員は『どこでもいいので受け入れてくれ、診てくれ。』というのが正直な気持ちです。

そんな中で鹿屋市の夜間休日の深夜救急受け入れのニュースが新聞に出ていました・・・夜の11時から深夜急患限定で受け入れを継続するということでした。

2001年から小児救急の時間外受け入れを1次救急として地元の内科と小児科の開業医が持ち回りで行い、2次として鹿屋医療センターがになうということだったように聞いていました・・・頭を使い、医療関係者が汗を流して考えたいい制度だと思っていました。

それが、受診者急増とDr不足に加え、救急以外の患者が95%となり、また市外からの受診者が4000人を越えて制度の存続維持が難しくなったようです・・・全ての人を受け入れられないのは仕方ないことなのでしょう。

そこで今年の4月から夜間休日の深夜、急患に限定して受け入れるということにしたところ、午後11時までの患者が700人、午後11時以降の患者が500人減少したということで、苦情やトラブルもないということのようです・・・住民が必要とする施設であり、制度であるということが広報や口コミなどなどでうまく地元の人たちに伝わったのでと思います。

たらい回しや診療拒否という現象がおき、悲しい犠牲者が出る前にできることがないか、全ての診療科で”夜間休日の急患”は完全受け入れを実施するということ、鹿屋のケースの中に我々の地域でも活用したり、生かせる仕組みはないものか中身を聞いてみたいです。


気温差・・盆地型

2008-12-10 17:55:29 | ひとりごと

S264  今日は朝早く、鹿児島市の娘のところに行くついでに午前中に宝くじを買おうと家を出て走っていると、途中の道路で乗用車同士の交差点での事故に遭遇しました。

朝の道路は川霧がモヤッたようになり、10m先も見えないようなところもあり、怪我の程度を心配しましたが、車だけの物損事故みたいで、双方の運転手と思われる人たちが車の外に出て立って話をしていたので、そのまま通過しました。

鹿児島市へ着き、宝くじを買った後、娘のところに持っていく雑貨を買いに大型スーパーへ行ったら、地元消防の店舗査察に遭遇しました・・・年末の”大型店舗特別査察”だと思いますが、田舎と違い査察対象件数が多いので大変だろうなと横目で見ながら買い物を続けました。

買い物を済ませ外に出ると汗が噴出すような気温で、駐車場まで歩く途中で朝、家を出るときに来ていた上着を脱いで汗を拭きました。

今日は朝の気温が2℃台で、昼間は18℃台という11月上旬並みの気温だったようですが、1日の気温差が15℃以上ということで、健康な人でも具合が悪くなるような気温差です・・・そんなわけでもないと思うのですが、親戚が死去したとの連絡があり、昼には職員の父親の死の連絡がありました。

天気予報を見ていると今月はこのような気温差で推移していくようで、盆地型の特徴である昼夜の気温差が大きい状態が続くようで心配なところがあります・・・これまでも15℃~20℃くらいまでの気温差も今まで多々あり、朝方のトイレなどでの脳疾患や心疾患の病態が診られたこともありました。

高齢者が増えている地元では、急激な温度差により発症する恐れのある脳疾患や心疾患など、生命に危険のある徴候を見逃さないようにしなければ蘇生率は上がらないと思います。

また、専門外や処置困難など、地元で受け入れ不可能の場合、近隣の病院への受け入れを要請することを念頭に素早い観察と受け入れ要請のためのモニター情報など必要だと考えて頑張らねば、、、と思います。


なんで、・・・事故

2008-12-09 18:14:46 | ひとりごと

S143 今日は昼頃まで冷たい雨が続き、昼過ぎから太陽が顔を見せました・・・昨日、一昨日の朝とは打って変わって暖かい朝でしたが、庭の木々は霜にやられて葉っぱや花が煮えたようになり、下を向いています。

今月の天気は童話の『太陽と北風』の話みたいです。

今朝も暖かだったのですが、明日の朝も気温が高いような予報が出ています・・・今年の気象予報では今冬は厳しい寒さという予報だったように記憶しているのですが、今のところ雨と晴れが交互にやってきて、その上、暖かい日と-(氷点下)の気温の日がこれも交互にやってきています。

今日のような雨の降ったあと、昼から晴れて翌朝の気温が下がると道路が凍り、交通事故が起こることもあり心配です。

今月になり、1日1件くらいのペースで交通事故が発生していて、師走という気持ちの問題と道路凍結ということを考え合わせると、交通事故が増加するのではと心配です・・・昨日の朝も1件ありましたが、今年の特徴は見通しのいい交差点での事故が多いようです。

注意力が散漫になっているのか、周りは見通しを遮るようなものもなく、『なんで、こんなところで。』というような場所での不思議な交通事故が多いようです。

俺も数年前に田んぼのど真ん中、360度見通せる場所での事故に出ました・・・RV車と普通乗用車の事故で、お互いにブレーキをかけた様子がなく、当事者に聞いても『相手の車は見えなかった、気付かなかった。』と全員がほぼ同じ証言をしていました。

高速運転の場合は視野が狭くなるという現象があると聞いていますが、事故は自分が原因であっても人が原因であっても共に不幸なことであり、自分だけがいくら気をつけていても事故に会うことがあるということ、師走と正月までのこの時期はいつも以上に気をつけなければと心に言い聞かせました。