今日は朝方から雨が降り出し、朝方まで降り続いていました・・・とても12月の終わりとは思えないような風もなく、暖かな1日です。
昨日は昼に人家火災の出動指令が入り、昼食途中での出動でした・・・現場への途中でも煙などは見えず、どういう状態なのか、水がない場所ということはわかっていたので不安を覚えながら現場付近へ到着、家人がほとんど消火しており、念のために林野火災などに使う背負い式のジェットシューターで水をかけて終了。
原因は焚き火ということで、現場付近を計測して、現場引き上げ・・・帰ってから、冷たい昼食の残りを食べました。
午後から、昼間の火災の図面などを作ったりしていると、午後6時頃、2階の窓から南方向に黒い煙が見え、近くにいた隊員たちと最初は『また、ごみを焼いているのかな?』と話しをしながら見ていました。
10分くらいして、黒い煙が次第に濃くなり、尋常じゃないということになり、『確認に行ったほうがいい。』ということで現場へ調査出行しました。
最初近くに見えた煙は、案外遠く、1kmくらい先の河川の堤防が燃えていました・・・近くに着いたのですが、ここでも川の側なのに水がないということで、近隣の分遣所にタンク車の応援出動要請をしました。
現場では枯れ草が燃え、10mくらいの高さに炎が上がり、これは消せるのかと思っていたら、先着タンク隊の放水で火の勢いが弱まり一安心・・・河川敷や休耕田の中には大人の背丈以上の高さの枯れ草が茂り、これらに飛び火でもしたら消防車も巻き込まれかねない状況でした。
河川敷の枯れ草ということで、被害などはないのですが、燃えた面積が広く、また夕闇も迫っており、現場計測も一苦労でした。
今回の火災2件ともに大型の消防車両が進入するには困難な場所であり、一方通行のような迂回路のない道路だったし、ともに水を確保するのに困難な場所だったので、もう少しこのような道路や水利の調査をするべきだと痛感しました。
火災から帰ってきて、夕食後、QQ指令、『20歳代男性、一般負傷』ということで出ましたが、指令書の地図を見て『またか。』という気持ちで現場着、今年数件搬送している患者で、今回は膝と顔面に転倒して時の傷と思われる切創があり、出血は止まっていたので、三角巾とガーゼで被覆して搬送しました。
次のQQは『20歳代女性、パニックになっている。』ということで出動、現場に着く前に患者家族の勤務する病院への搬入決定の報を受けて現場着、精神的に不安定な状態と過換気の症状が見られ、ゆっくり20分くらい現場で説得し、QQ車内に収容し、搬送しました。
3件目が今朝6時過ぎに『70歳代男性、自宅玄関付近で倒れている。』という指令で出動、雨の中で現場着し、傷病者の近くに行ってみると家の入り口付近に腹臥位で倒れていて、『起きれない。』ということでした。
駆けつけてきていた近状の人に話を聞くと、『新聞配達の人が見つけたけど、日ごろの付き合いはないので良くわからない。』ということでした。
通信指令室に現場の状況を知らせ、搬送準備をし、QQ車内搬入しましたが、身体に麻痺などはなく、原因不明のまま、当番病院へ搬送しました・・・年金生活ということで、食事は1日1回、病院には血圧でかかっているし、ディケアも週1回行っているということでしたが、モニター上、血圧も心拍、SPO2も異常は見られず、Drへの伝達にも困りました。
昨日はチョッと困った火災2件とQQ3件でした。