王監督の言葉に

ホークス★３－７　楽天

リーグ優勝がなくなった日。
やはりちょいと落ち込んでいた母。
ん～～何書こう？
どうしたら皆さんの気持ちとともに、もう一度上を見られるかな？？と思っていたら、
ＫＢＣの『月刊ホークス』で王監督のインタビューがあっていたのを思い出し、録画を見ました。

昨季から今季にかけての監督の苦悩が分かる言葉。
しかしこの人は決して後ろを振り返っていなかった。
下を向きたくなる気持ちを、自ら奮い立たせて、前を向うとしている。
そういう思いが伝わってきました。

リーグ優勝がなくなってしまった今日、ここにそれを記します。

王監督インタビュー

『そうですね。一旦行けるところまで行って、山っていうのは行ってまた少し下りになって、また上がっていくっていうのはありますよね。行けるとこまで行ったんだけど、まだ向こうの山まで登るために、そのまま一気に行くんじゃなくて、一旦、沢みたいなとこに降りてって、また上がっていかなきゃいけないっていう、登るための下りみたいなとこにきてるんじゃないかと』

確かに一気に登れない山を、それでも見据えて、決して登ることをあきらめてはいない！！そうですよね！

今季の野球

『０７年型のホークスの戦いっていうのは、私が目指した大方の野球としたら、全然予測もしなかったような戦い方になっちゃってますけど、ま、それなりにそういう中で、みんな良く頑張ってくれてると思うんですよね。
だから今は、例えは悪いですけど、芋虫みたいなのが縮んで前へ行くっていう、ちょっと縮んだ状態じゃないかと思うんです。
今年の結果は、最終的には絶対勝たないかんと思ってますけど、来年、再来年にとっては、チームホークスにとっても良い体験というか、試練を経験してると思いますね。』

こんな年はあります。
必ずあります。
それがこの２年。確かに去年今年と、チームは縮んでいます。

リーグ優勝という結果からは４年、手が届かなかった。（最初の２年はリーグ的には優勝でしたからね）
それも大きくのしかかってしまっている気がします。

けれどそれを生かしてほしい！！
今季だってまだＣＳが残っている！

まだまだ伸びる余地はあるぞ！！
縮んでばっかりいるな！！伸びろ！伸びろ！伸びろ！！！！！！


『やはり今年見ても、各選手個々が俺は胸を張って最高の年だと言える人は何人いるかと、やっぱりホント少ないと思いますよ。その中でこれだけの戦いができるっていうことが、チームの力っていうのがついてきたと言えるんですけどね。
だから選手たちは余計、不甲斐なさとか悔しさとかね、そういうものを感じてくれてると思うんですよ。今現在ができる出来ないじゃなくて、「よ～し」と「何とかして」という思いは、また新たなもので。やっぱりつまずいてみたり、悪くなってみないと分からんのですよ。』

今、選手たちはもがいているのだろう。
その中から答えを見つけ出せているだろうか？
抜け出せ！！這い上がれ！！そう願わずにはいられない・・・

そのためには開き直りも必要！
一回すべてを捨てて考えてみ！！
野球ができるということだけを、その原点だけを考えてみ！！
そしたら何か見えてくるかもしれない・・・・

手術で戦列をはなれてみて・・・

『十分プロとして戦える、プロとして胸を張れるというチームになってるというのはありましたね。ただ、全体的なレベル的なところはそうなんですが、個々の自分に対する追い込み方って言うんですか、そういうものがまだまだ足りないような感じ・・・
もうちょっと自分のプレーの責任を持って。常に自分でできる最大限のことをやったんだろうかっていう、自問自答する部分なんていうのはもっとあってもいいんじゃないか。もともとね、認めてるんですよ。トップクラスのレベルにいて、選手が良くやってるのは分かってるんですけど。それにプラスして、もっとこういうものをくわえたらね、もっと良くなるんじゃないかってねいう思いはありましたね』

強くなったチームにありがちなマンネリ。
そういうものを感じ取ったのかもしれない。
しかし、それをどう打破していくのかっていうところまではまだ来ていないのかもしれない。
そんな気もする・・・

秋季キャンプに参加

『まず何事やるんでもですね。やはりチャレンジするという思いがないと前に進む力が弱いんですよね。
ですから昨日より今日、今日より明日、少しでもレベルアップしようとか、もっと前にいる者がいりゃあ、少しでも近付こうとか、そういう気持ちが自分を動かす原動力になると思うんですね。
で、それが選手にとって結果も良くなるし、すべて自分の達成感とかね、そういうものを含めて、彼らがまたそこまで感じてないっていう部分っていうのを何とか、せっかくやるんですから一緒に、やっぱり感じさせてやりたいなと・・・』

必死に育てようとする姿勢は、気迫は十分私たちに伝わってきていました。
しかし、シーズンが進むにつれて、選手たちにその覇気がなくなってきたように思えたのは母だけでしょうか？

『どうしても人間弱い面持ってますよね、やっぱり豊かにもなってますしね、選手たちはね。
まあ、１００％とは言わないけれど、９０％位燃焼してたのが、８５％に下がったりしてる人もいるはずですよね。これはもう、自分がそういうものを感じれば、また元に戻れることですから、さっき話したのと同じで、縮んで前へ行く、前へ行くということで。
１つ１つ自分にも思いがありますけどね。振り返ってみれば、何であんなことがあったんだろっていうことがあるんですよね』

やはり王監督も感じていたようです。

この２年、縮むだけ縮んだよ！
さあ！お願いだからもう伸びて！前に進んで！！
我々もつらいんです・・・

『やはりこれ、躓いてみたり、悪くなってみないと分からんのですよね。だから、常に右肩上がりで行っている人っていうのは、１つ踏み外したら、もう２度と上がって来れないみたいなことになっちゃうんですよ。
ところがしょっちゅう小さな波があるような、で少しずつ少しずつ上がってっていう人は、やっぱり悪くなった時の対処の方法も分かるし、焦ってもしょうがないんだとかね、そういう時はどうやったら良いとか、やっぱり基本に戻って走るところから始めようとかね、いろんな方策が出てきますんでね』

方策・・・
出てきてますか？？
対処法は間違えば、結果を悪化させます。
どうぞどうぞ、良い対処法を・・・

そして、今はとにかく貪欲にただただ点を取りに行ってほしい！！
対処と言っている時間は、今季に限っては残っていない！！

あとはがむしゃらに、無心に、集中して点を取りに行くだけ！！
研ぎ澄まさねば！！全力を傾けて・・・


福岡のファンについて

『そうですね。とにかく最初からホントに弱いのに、勝てないのに支えて頂きましたね。今で言うと札幌と日ハム、仙台と楽天の皆さんとの関係も同じで、我々はファンの皆さんに背中を押されるような感じで頑張ってきて、今度は押されるから、段々段々、ファンの人たちが期待するような結果が出せてきて、そうすると選手たちも自信を持っていけますし。
ファンも自分が明日から彼らはできるようになったんだっていう、ただただ野球を見て楽しむっていうんではなくて、一緒に歩んでいくっていう意識が、すごく強いと思うんです。特に九州ってとこは強いと思いますよ。これは東京なんかでずっとやって来たんですけど、そういうとこでは絶対ありえないことでね。それだけの人が思ってるっていうのがすごく強く、それは選手たちも敏感に感じますからね。』

有難い言葉です。
確かに観客数はダントツです！
平日でもあの観客の前でできるっていうことは、実はすごく幸せなことですよね。
グッドウィルをごらんなさい。
選手はそれんに応えなくちゃ！

ただ、ファンの一体感っていうところに関しては、ファンも反省すべき点がたくさんあります。
声を出さない。
ロッテさん、日ハムさんのビジター応援団に負けてますもの・・・

選手の皆さん、ごめんなさい・・・


巨人の時との違い

『やっぱりジャイアンツっていうのは、皆さんある程度構えて野球やってるっていうのがありましたね。これは私だけじゃなくて長嶋さんあたりもありますよね、藤田さんもそうですしね。
そういう点ではこちらへ来て、まあ案外自分をさらけ出す野球ができるっていうね。そういう喜びもまた味わえましたしね。
だから一緒にスクラム組んで、選手と監督とかじゃなくて、同じユニフォーム着て、同じ列に並んで、横一線でずっと前に進めたっていうのはＧ時代とは一番違う点じゃないですかね。』


最後に王監督が色紙に書いた言葉・・・

『何処迄　上がれるか　挑戦しよう！』


『我々はやってるうちは止まっちゃいけないんですよ。幸いにもそういう夢を持ってても実現できなかった人がたくさんいる中で、現在自分がそういうことをやれているわけですから、それだったらそういうチャンスを生かしてね。行けるんだったら行けるとこまで行こうという強い思いを持ってやってってほしいし、まあ僕もそういうつもりでやってきたつもりですけど。
まあ１００％と出来たとは言いませんが、今現在の立場では、選手たちに少しでもそういうものを感じさせてあげられたら良いなと思っています』


選手たちよ！！
胴上げしたくないのか？世界の王と呼ばれるこの勇将を！
この人を舞い上がらせられるのは、お前たちしかいないのだぞ！！

リーグ優勝がなくなった今、しかしクライマックスシリーズというチャンスが残されているなら、もうリーグのことは忘れろ！！

下を向いている暇はない！
捨て身の覚悟で、失うものはもう何もないのだから！！

牙をむいて爪をといで、相手に襲い掛かるくらいの気迫で奪い返せ！！
そして、必ず胴上げするんだ！この人を！

もう一度言うぞ！
この世界の王を今胴上げできるのは、お前たちしかいないのだから！！！


長い長い文章、ここまで読んでくださってありがとうございます。

我々は、この勇将の下、今まで戦ってきました！

特に今季は、強い想いで、彼を胴上げするんだと・・・

リーグ優勝は果たせませんでした。

しかしクライマックスシリーズというチャンスが残されていると考えましょう！

母はまだまだ諦めていません！！

長いインタビューでしたので時間がかかり、さすがの母も今朝のＵＰとなりました。
ご心配かけてすみませんでした！！

今日は観戦です！
ファンはまだまだあきらめてないぞ！！っていうことを選手に伝えなければ！！
選手が下向いてたら『下向く暇ないぞ！監督を胴上げするんだろうが！！
まだＣＳというチャンスがあるんだから、絶対あきらめるな！！』と喝入れてきます！


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