origenesの日記

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曽野綾子・田名辺昭『ギリシアの神々』(講談社文庫)

2008-09-27 22:05:54 | Weblog
曽野によると、ギリシア神話は人間の悪を描いたものである。曽野は、現代教育が子どもたちに悪を教えないことを憂慮しているが、ギリシア神話を通じて人々は悪を学び取ることができるという。
クロノス、ゼウス、アテナ、アルテミス、アポロン、アレス、ディオニュソス、ヘラクレス、アフロディテ、テセウス(アテナイの王子)、ケンタウロス、アリアドネ(ディオニュソスの妻)、ダイダロス、イカロス、ナルキッソス、プロメテウス、シジュポス、レダ、ヘレネ、アキレス、へクトール、オディッセウス、オイディプス王といった著名なギリシア神話中の人物たちの物語がわかりやすく紹介されている。
良い入門書。

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