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ドル体制崩壊を恐れアメリカは虚勢を張るしかない

2019-09-18 13:27:29 | 国際情勢

イエメンは、10機のドローンで敵の急所のど真ん中を突いたことになるが、たった10機のドローンによる攻撃すらまともに防御できないというアメリカの後ろ盾のひ弱さを露呈させた。しかしアメリカは、サウジの石油施設を攻撃したイエメンに報復できない。

もし本格的な戦争になれば、イランやロシアが介入してくる恐れがあり、そうなればサウジの石油施設は全て破壊されるのは間違いない。アメリカがサウジの石油施設を守れるというのは幻想だ。
ロシアやイランは石油輸入国に石油を売りたいから、イエメン戦争への介入は都合がいい。
米ドルはペトロダラーとしての信頼、及び米軍事力の力による信頼の上に成り立っているが、サウジの石油施設の崩壊ですべての信頼を失うことになる。それはペトロダラーシステムの崩壊、即ち、ドルを中心とする国際通貨体制の崩壊に繋がる。
ドル体制とは盤石ではなく、実は薄氷の上に乗っているに過ぎない。
トランプは好戦派でもなければ穏健派でもない、ドル体制を維持するのに必死な張り子の虎である。

今アメリカにできることは、イランに難癖をつけて虚勢を張りながらも、これ以上イエメン戦争を拡大させないこと、そして、イエメンから目を逸らせるために、他の紛争を激化させることだろう。
その為、アメリカのシリア侵略が再び激化する恐れがある。アフガンもしかり。
ベネズエラ、香港のカラー革命も要注意だ。


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