Orange Park

好きなものの、あんなこと、こんなこと♪

フリーター、家を買う。

2009-11-22 | 
やっとやっと予約してあった有川さん本を完読。

「母さん死ぬな―」へなちょこ25歳がいざ一念発起!?崩壊しかかった家族の再生と「カッコ悪すぎな俺」の成長を描く、勇気と希望の結晶。


相変わらずのテンポの良さでぐいぐい~と引き込まれるように読み終わり…うぅぅ、もう少し味わって読めばよかったかなぁ
でも、予約いっぱいだったからお次の方に少しでも早く回してあげたいもんね

今までの有川作品の中でははかなり少なめではありますが、いつも通りキュンとはさせてくれます!
しかし、展開は前半かなりのシビアさで「えぇぇ~これからどんな展開になるのさっ!」とドキドキするが後半は多少駆け足ぎみ?にはなったようだが、それなりに落ち着く感じでfin

主人公が若いだけにどうしてもボンと重なるところもあり(^_^; ってか、これは10代20代の若者に読んでほしいなぁ、是非
話の芯となる部分は家族関係であり、厳しい現実からは逃げられないってことかも。
その中で主人公の姉がこれまた元気者で思わず義姉を思い出してしまうほどの賢さ&仕切りや 読んでいてスカッとさせてくれるキャラ

やる気も根性もないフリーターの主人公があることがきっかけで、変わってゆく社会人としての成長過程が読み応えありで、まぁ現実はそんなに甘くはないだろうとは思いつつもあくまでも小説として私は楽しめましたわ

な部分はかなりの歯がゆさで、最後に収録されている書き下ろしがこれぞ有川さんって感じの楽しい話になってます