オペラ座の怪人な日々

オペラ座の怪人とドールハウス作りにはまっているミミルのページです。

奇跡の初来日「エビータ」にただただ圧倒された!

2018-07-05 17:00:00 | ほかのミュージカル
※ 「エビータ」に関するネタバレを含みますので、ご注意ください。

7月4日初日に行ってきました、エビータ!



なんといってもラミンが日本公演限定でチェ役を演じることで話題ですよね。
もちろん、私もラミン目当てです。
チェって狂言回しの役割なので、けっこう出ずっぱりなところも期待大。
ファントムとかって意外といないシーンも多かったりしますもんね。
ま、ラミン目当てではあるんですけど、
エビータという演目自体には、ALWですし、興味はあったので、
ラミンでなくても観に行ったかもしれません。
劇団四季版も観たことないので。



とにかく、この感動は早くブログに残しておかなければ、と思い、
最近、雑務に追われていて更新が滞り気味だったけど、がんばっています。

比較的前方の席だったため、左右に縦に表示される字幕(電光掲示板)を見る余裕はまったくなし。
だって、そんなの見るくらいなら、舞台上のラミン見たほうがいいもの!
ということで、歌詞の内容はまったく入ってこなかったのです(^_^;)
マドンナの映画を予習として見ていたし、劇団四季版のCDを聴いたり、歌詞カードも読んだりしていたので、
おおよその内容は分かっていますが、やはりその場で何と言っているか分からないのは、
お芝居的にちょっと置いてかれてしまうところはありますね。
でもまあ、そんなのは些末なことです。
ALWの巧みな楽曲と世界レベルの超絶歌唱にただ身を委ねればいいのです~(^_^)v

冒頭のシーンでラミンが登場するところは見逃さないようにしなくちゃ!と身構えていたのですが、
エバの棺を取り囲む人々にいつの間にかまぎれて現れていて、
「くー、見そびれた!」となってしまいました。
ラミン初登場シーンには、客席から「ヒュー!」の声が飛んでいて、
ラミンファンの熱気を感じますね。
ちなみに、ラミンは劇中でほとんど葉巻をくわえていて、すごく煙が出ていたんですが、
あれはどういう仕組みなんでしょうか?ほんとの葉巻?マッチで火つけたりしていたし・・・。

舞台では、映画のバンデラスのように、衣装がころころ変わったりはしないんですね~
たいだいはあのベレー帽とカーキ色の服。
一部分だけ、記者の役でトレンチコートを羽織るところがあったけど。
あと、上着を脱いでタンクトップになるとこも(きゃー♥)

以下は、私の個人的な感想です。
(曲名は適当です、すみません・・・、正確に覚えていなくて)
チェの サーカス は、最初のほうだから、まだまだ~、という雰囲気。
あー、でも、こんなに近くで思いっきりラミンがミュージカルを演じているのを見られる幸せ。
ついついラミン以外の人が歌っているシーンでもラミンばかり追ってしまう(^_^;)
そして、ラミン目当てではあるものの、
エバ役のエマ・キングストンさんの歌唱も、
予告映像などでかなり迫力ありそうだったので、楽しみにしていたのです。
私は劇団四季版とかも観たことないので、比べようもないのですが、
CDを聴いた限りでは、別物だな、と。
いやー、ド迫力の歌唱でした。
ほんとに語彙力がないので表現できなくて申し訳ないのですが、
来日公演って、すげーー!の一言でございます。

私は、陽気な曲調にエバの野心がマッチしている ブエノスアイレス が大好きなのですが、
これもダンスともどもものすごい迫力。
とにかく見応えあります。
どうでもいいですが、日本語バージョンで、「こんちはー!」って始まるのが、
何度聴いても笑ってしまいます。
勝手口から入ってくる御用聞き(サブちゃん?)じゃないんだから。

あと、ミストレスの スーツケース もよかったですね。
映画ではマドンナの歌にされていますが、舞台だとミストレスがなんか可憐で。
最期にチェが「それ以上聞くな」みたいに歌うのも切ない。
ミストレスはここしか出番はないのに、メインキャストと同じような扱いでカテコに出てくるのが少し意外でした。
最後までスリップ1枚だし、なんかかわいそう。(途中毛皮着せてもらうとこもあるけどさ)
この美しい曲をミストレスに歌わせることで、
エバの野心の強さ(どぎつさ)みたいなものとの対比が際立ちますよね。
まあ、ミストレスだって、もともとはペロンの愛人なんだから、ほんとは大したタマなはずなんですけど。

1幕最後の ニュー・アルゼンティーナ、これもけっこう好きなのですが、
エマ・キングストン、さすがです。
これは1幕ラストで本当に盛り上がりますね~。

超有名曲については私がコメントするまでもないので割愛しますが、
ラミンの魅力炸裂というように個人的に感じられたのが、マネーマネーマネーの歌(例によって適当(^_^;))です。
この場面以前にもチェのナンバーは、ラミンは本当に、本当に自由自在、変幻自在に歌っていました。
数週間にわたって予習のために5,6枚のアルバムを繰り返し聴いていましたが、
ラミンの演じるチェはそれらのどれともまったく違っていて、まさに「ラミンのチェ」でした。
マネーマネーマネーの歌は好きだけど、今までそんなに気にも留めていなかった一曲ですが、
ラミンの熱唱に完全にやられました。
あーー、ラミン、ほんとすげー。
本当にこんなものを日本で見られる幸せ、最後にはもうそれしか考えられませんでした。

終盤(エバの最後の放送?のあたり)では、エマ・キングストンの演技と歌唱にやられて、
今回それまでまったく泣いていなかったのに、思わず涙がこぼれてしまいました。
でも、それまでは泣かずに、ちゃんと目を開けて見ていられたので、その点は本当によかったと思います。
もし万一、これがラミンのオペラ座の怪人だったりしたら、徹頭徹尾号泣していて、
何が何だか分からなくなってしまっていたと思うので(^_^;)


上演時間は割と短め。
なので、とくに序盤はあれよあれよと物語が進んで行ってしまう感じです。


キャスト表。
開演前にロビーをぐるぐるしてみてもどうしても見つけられず、
幕間にクロークの人に聞いたら、「本日、キャスト表はなくなっております」みたいなこと言われて(^_^;)
しかし、終演後になぜか出てきていました。
こういのって、ちゃんとアナウンスしてほしいですよね。


グッズも購入。
ハンドタオルとモーテル風キーホルダー。
私としては、ぜひともチェのベレー帽を売り出してほしいです。
それさえあれば、チェごっこができますもんね!


とにかく、生まれて初めての来日公演でしたが、ただただその迫力とレベルの高さに圧倒され、
まんまとリピーターチケット売り場に走ったのでした・・・。

みなさんもぜひ劇場にお運び下さいませ(-´∀`-)