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人生をひらく東洋思想からの伝言

東洋思想の言葉やその精神を通じて、ともに学びながら人生や経営をひらいていけたら嬉しいです。

第37回「天網恢恢疎にして失わず」( 老子)

2022年05月20日 | 日記

【人生をひらく東洋思想からの伝言】

第37回

「天網恢恢疎にして失わず(てんもうかいかいそにしてうしなわず)」( 老子)

 

天の網は広大で目が粗いようだが、悪人は漏らさずに捕らえる、ということです。

「誰が悪い、何が悪いといろいろと思い悩む時間はもったいない。

裁きは天に任せて、自分のやるべき仕事に集中して、

人を責めたり、誰かを裁こうとする必要はない。だから、安心して懸命に取り組みなさい。」

と老子は言っています。

 

ついつい、人間関係の中で「あの人は許せない」「あいつが悪い」などと決めつけて、

そこにエネルギーを消耗しがちなことってありますよね。

 

この言葉を大事にして、人のせいにしたくなったら

この言葉を思い出していただけるといいかもしれません。

 

やはり、天はすべてお見通しなんですね。

 

参考 (『超訳 老子の言葉』 田口佳史著 三笠書房)

 


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