18日 木曜日 久寿サロンにお邪魔しました。
本日は、88歳の先生より戦争体験のお話を聞かせていただきました。
戦後71年がたち、戦争の体験を直接聞けるのはとても貴重なことですね。
16歳で志願し入隊。帽子と上着は当時のものだそうです。
新聞の切り抜きやその他たくさんの資料を見せていただきました。
「運命の分かれ道」先生が軍隊に初めて志願したのは14歳の時。試験を受ける待ち時間に釘の頭で耳掃除をしていたら
鼓膜まで傷付けてしまい、耳鳴りがして聞こえなくなってしまった。試験は目を閉じ時報が聞こえたら手を握る。
何人か一緒に受けたため、薄目を開け見ながらなんとか、1次試験に合格。2次試験では、1人ずつだったため試験に落ちてしまった。
もし、その時に入隊していれば、今、ここにいることはできなかったとお話しされていました。まさに運命の分かれ道ですね。
16歳で入隊し、その時の軍隊での教育はとても辛かった。あの時の経験があるから、どんな事にも耐えられる。
ちょっとやそっとでは参ったといえない。食べ物は残せない、好き嫌いなど言えない時代だった。
とお話しいただきました。とても重い言葉です。
「横志飛六五九七八」先生の軍隊時の名前です。
横須賀、志願兵、飛行隊という意味だそうです。飛行隊で自分が飛ぶ前は行くぞ!としか考えられなかった。
自分が飛ぶ前に終戦になり、ハッと我に返ったときは、自分の命に感謝。長生きしたと感じたそうです。
他にも貴重な体験談を聞かせていただき、戦争の残酷さ、平和の尊さを教えていただきました。
最後に「同期の桜」など詩吟を聞かせていただきました。
88歳とは思えないくらい、パワフルな声量でした。
お話を聞かせていただいた後は、茶話会です。黄色いスイカは久しぶりに食べました。甘くておいしかったです。
最後は記念写真を撮りサロンお開きとなりました。
語り継いでいかねばならない、本当に貴重なお話でした。
ありがとうございました。