茶塘は元、貸衣装店でした。
跡継ぎがなくて、貸店舗となっていました。
その後、貸衣装のうち紳士者礼服や袴、長着、喪服等は寄付や処分をしましたが、
打ち掛け、留袖や帯は大切に保管されていました。
が、、永い年月を経ています。
今回の改装をきっかけに保管されていた貸衣装を見てみますと、
結構、見事なものもあります。
東京の西多摩「日の出太陽の家」に打ち掛け6枚を寄付しました。
ここは武家文化の伝承をする施設。
外国の方が来られた時、日本の伝統文化の紹介に
婚礼衣装を羽織って体験するのはどうか?
マネがジャポニスムにあこがれ、
奥様に打ち掛けを着せ、描いたようなスタイルで
写真をとったら良い記念になりますよ、、と、話しました。
送った打ち掛けは
館長さんが一つづつ
フェィスブックに掲載され、紹介されましたところ
多くの人から問い合わせがあったとのこと。
とても喜んでいただきました。
結婚式はウエディングが主流で
打ち掛けを着る人が少なくなっている日本の昨今、
思いがけない反響に嬉しくなりました。
そこで、こうしたお話をするためにも
茶塘内に赤の打ち掛けを飾りました。
茶塘の財産は話の種が豊富なところです。
他にも、いろいろと、リサイクル等勧められています。
そして高巣設計の李さんが帯のリサイクルに挑戦。
出来上がったのがこのテーブルセンターです。
皆さんから綺麗ね―、いいね!どうしてあるの?
と評判となっています。
茶塘が持っているのは貸衣装だったもの。
手にとってみたり、羽織ってみたり、
リサイクルとして切ったり、縫ったり加工するには手頃です。
これからも新作品が生まれるのを期待しています。
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