大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

コメ離れの活路、中国輸出

2018年08月05日 05時10分53秒 | 日記
 「コメ業界が中国への輸出を本格化させる」そうです。「限られていた輸出拠点が広がったためで、卸売り最大手の神明(神戸市・藤尾益雄社長)が(7月)30日、」「神戸市の倉庫から、コシヒカリ17.2トンを送り出し」たそうです。
「コメは船で運ばれ、9月には中国の百貨店や日系スーパーなどに並ぶ予定」です。「店頭価格は2キロ2500円程度と日本の2~3倍になるものの、富裕層を中心に買い手がつくと」の見通しです。出荷の日程からすれば新米?古米?日本の価格より2~3倍という価格は?輸送コストや関税が関係するのでしょうか。
「神明は傘下に回転ずしチェーン<元気寿司><スシロー>を持つ」企業です。「日本食店を中心に業務用コメの販売を広げるだけでなく、中国の通信大手や金融大手とも取引を始める」そうで、「中国で盛んなインターネット販売や、携帯電話の使用料でたまるポイントの交換品として、コメを扱ってもらうことなども検討中だ」そうです。
輸出拠点が広がったのは?「5月の日中首脳会談の合意で日本側が使える施設が広が」り、「対象拠点の追加で、計7か所が新たな輸出拠点」となったもので、「神明以外の各拠点でも輸出が始まる予定」だそうです。
「日本でコメ離れが進むなか、政府も中国に活路を求める動きを後押しし」ています。「国内のコメ消費は年8万トンのペースで減り続けている」状況で、「農林水産省は日本酒や加工品も含むコメの輸出量を、16年の2万4千トンから19年には10万トンに増やすプロジェクトを開始」しました。「名乗りを上げた59の輸出業者と、250を超える産地や生産者団体の取り組みを支援している」とのことです。「現状では香港とシンガポールが輸出先の半分以上を占めるが、中国のコメ市場は世界の約3割を占める約1億5千万トン。日本の約20倍の規模とされ、どう開拓していくかが課題」と新聞では言われています。
(下:2018年7月31日朝日新聞・伊沢友之/山村哲史「コメ業界 中国へ活路 輸出拡大卸売り最大手が先陣 コメ離れ背景政府も後押し」より)