大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

ノーベル文学賞受賞・イシグロさん語る

2017年10月11日 05時56分29秒 | 日記
2017年のノーベル文学賞が決まりました。カズオ・イシグロさん(62)という方です。英国人小説家ですが、カタカナのお名前から見ても日本人の名前じゃない?確かにこの方は英国人ですが、長崎市生まれの方でした。受賞にあたってのイシグロさんのお話を各メディアが紹介しています。
イシグロさんは「私は英国育ちではあるが、私の物の見方、世界観、芸術的な感性には日本が影響している。親は日本人で、親は家で日本語を話していた。私の一部はいつも日本人だと思っていた。」「日本で過ごしてきた子供の時の記憶は、初期の作品に大きな影響を与えている。日本人の両親からは<日本流>の物の見方を教わり、常に私に影響を与えている。ノーベル賞は常に平和のためにある。受賞という大きな名誉がわずかでも平和のために力になればいい。」又、「本当に世界が不安定な状況で、様々な課題がある中、こののような素晴らしい受賞で小さな形でも平和に貢献できればうれしいと思う」と話されています。自分の小説が平和に貢献できることを喜ばれています。
(下:2017年10月7日西日本新聞・ロンドン共同「受賞の名誉、わずかでも平和のための力に ノーベル文学賞受賞カズオ・イシグロさん会見要旨」より)
<イシグロ・カズオの作品~*ウキペディアより抜粋*2017年10月8日検索>
1982年処女作「女たちの遠い夏」後、「遠い山なみの光」と改題~英国に在住する長崎女性の回想
1986年第2作「浮世の画家」
1989年第3作「日の名残り」~ブッカ―賞受賞、映画化される。
1995年第4作「充たされざる者」
2000年第5作「わたしたちが孤児だったころ」~戦前の上海租界を描いた
2005年「私を離さないで」、英中合作映画<上海の伯爵夫人>の脚本担当 2015年「忘れられた巨人」
2017年「壮大な感情の力を持った小説を通じ、世界と結びついているという、我々の幻想的感覚に隠された深淵を暴いた」などの理由でノーベル文学賞受賞