大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

作家・西村健が語る~「故郷・大牟田」

2017年01月06日 06時21分19秒 | 日記
炭鉱の町を大牟田を舞台にした小説を書かれ、吉川英治文学新人賞、冒険小説協会大賞、大藪晴彦賞などを受賞されている作家・西村健さんは、大牟田に愛される「大牟田大使」でもあります。2012年には福岡県文化賞も受賞されています。昨年12月発行のアクロス福岡情報誌「ACROS」の「伝えたい文化の魅力」(P12)に登場、作家の小説の舞台ともなっている「故郷・大牟田」、「大牟田気質」など、話されています。
西村さんが大牟田にいらっしゃったのは6歳から15歳まで、「中学卒業とともに全寮制の高校へ進学し、」「18歳からはずっと東京に住んでいるのですが、たった9年しか住んでいない大牟田を最も<故郷>だと感じます。不思議ですよね。」
「大牟田をどうして恋しく思うのか自問してみると、やはり人なんですね。遠慮をせず、思ったことをすぐにぶっつけてくる気質がほかにない。腹が立ったら、その場で烈火のごとく怒る。しかし納得するとそこで終わりです。東京だと~~」「日々命を張っていた炭鉱の町特有の気質でしょう。」「大牟田のそういう気質が好きですね」とあります。
炭鉱産業がなくなって早や何十年の大牟田に、「炭鉱マン気質」は今も生きているのでしょうか?
「東京在住の今でも、盆と正月の年2回は必ず1か月ほど帰省して、中学時代の友人たちと毎晩飲むんです。この年間2カ月の帰省が、私にとっては必要不可欠な心の安静を得る時間です。」と語ってあります。
あ~納得!長年の友人と心おきなく飲んで話せる時間・空間があるのですね。
(下:アクロス福岡情報誌「ACROS」12月号P12より)