お寺ふぁん・続々

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松廊下事件 風さそう・・(2)

2022-04-23 | 日記

 さくら… もう季節外れ…?

 
 右からかかる枝はさくらです。
 みなさんご覧のとおりさくらは葉っぱになりました。




 
 平河門(現在表記は平川門)にかかる橋を遠望します。
 さくらは残るには残ります。八重・・

 


 
 史蹟のさくらも青葉です。
 預けとなった田村右京大夫の邸跡(近隣地)。
 何故田村家・・?
 事件直後
 ”お~ だれか当番おらんか?”
 詰めていた者は事件対応に出ており、残っていたのが右京大夫。
 ”お~ おった、おった そこもと浅野を預かれ”
 そんな感じだったらしい・・
 
 預けた方も預かった方も”しばらく”のつもり・・
 ・・元々浅野家と田村家は仲がいいわけでもないと・・夕には切腹・・
 こんなケース、辞世、遺言の類は直筆は認められていないそうです。
 ただし、口伝の書き写しは可能と・・
 そこが疑惑、辞世はだれが詠んだ? 遺言はなかったのか?
 美しい辞世ですが、突然詠める文才があった? それを含めて計画的?
 何らかの理由で田村家がNHKした(勝手に書き換えた)?
 
 その辞世の解釈は”はらはらと花の散るさま・・”という背景が一般的な気がします。
 しかし、もう今時季さくらは・・



 
 花が変わりました。
 
 この事件は謎だらけです。
 だからこそ芝居のネタになるのでしょう。辞世も後付け・・?
 ただ、事実としては単純刃傷事件として沙汰済、解決済未解決事件というところでしょうか。
 
 葉室麟の遺作に「花や散るらん」があります。
 この事件を題材にしたものではありませんが、背景として事件が動きます。
 優美、みやび、そして訝しい時が流れます。
 事件の実相を示唆するものでしょう。これを真に受けた方がしっくりするようです。
 
 そこでさくら・・
 もともと花の時季ではないし、八重だと”かぜさそう”風情は・・
 
 ・・いやいや、内匠頭は唐丸篭の中からか切腹の庭でさくらを見たのかも・・・
 


(動画、写真とも4月22日撮影)