ONPaふろく

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激熱ポータブルレコーダ!vol.2

2008-06-11 16:17:31 | 録音サンプル

さて、前回に引き続きポータブルレコーダ検証第二弾です。

そもそも、
楽器もできないし、レコーダーなんて何に使うんだろ?
という方もいると思いますが、本来のボイスレコーダとして使うのはもちろん、
鉄道好きの方々は、一緒に音も録ってみるというのはいかがでしょうか?
 例えば、休日は写真撮影を楽しみ、傍ら状況音などををレコーディング、
帰宅後は録ってきたサウンドを流しながら写真を眺める…なんとも高尚な趣味では
ないでしょうか。
ともあれ楽しく使いこなすのが一番です!

…さて本題ですが、
今回は、私が田舎から上京してからほぼ毎日利用させて頂いております、
京王線の走行音を録音してみます!

P1000172
弊社スタッフの散歩コースでもある、京王線聖蹟桜ヶ丘付近をチョイス。
駐車場も近く、音ロケには良いスポットを教えてもらいました!
バーベキューなどで賑わうスポットだとか。

P1000193

 

P1000171

天気もいいし、とても気持ちのいい河原ですよ~!

vol.1で使ったセットを持ち出して収録。
セット内容は前記をご覧ください。
大きな変更点はありませんが、コルグMR-1のマイクには、

風の吹かれに弱いNT-4は使用せず、audio-technica AT822を使用。

今回はオープンで使用しますので、風防は必須です。
AT822に被せているのは、WindTech製MM-18。

 

P1000147

下写真のD-50は、SONY純正のジャマーを装備。少々お高めです。

P1000146

 

その他のレコーダは、ONPaオリジナルジャマーを。
R-09HRに装備した状態。

P1000163

 

 

P1000153

写真奥がR-09に付けた状態。
ZOOMは標準で付属しているスポンジ。
コイツは付属品が充実しているから、
買ったその日から楽しめちゃうのが素敵です。
直立不動な感じがカワイィすね!

 


 

 

P1000143

さっそく録音。
全てfs48kHz/24bit。
音質以外にも、風の中でのフカレ具合もチェッポイントです。
それでは参考ファイルをドウゾ。
SONY D-50はマイク角120度で収録です。

「train01-D-50.wav」

 

「train01-MKH418.wav」

 

「train01-H2.wav」

 

「train01-R-09.wav」

 

「train01-R-09HR.wav」

 

「train01MR-1_+ AT822.wav」

 

※約50mの距離をとって、鉄橋部との境目を狙って録ってみました。

 MKH418はカゴに入れ、ジャマーも被せているので、他の機種に比べ、
吹かれは格段に軽減されています。値段も別格です。。
マイクの性能というよりは、如何に風を嫌うか、、という事でしょうか。

 感度の高いSONYは吹かれが気になります。
やはり低域に物足りなさを感じるものの、しっかり電車の移動感は
感じ取れるのではないでしょうか?
しかし、強風や天候によっては、純正のジャマーだけでは使えないことも想定しなければ
なりません↓↓

 そしてなかなか健闘しているZOOM!
移動しているのもちゃんとわかりますよ。
拾える帯域が若干狭い為か、逆に吹かれにも強い印象です。
付属のスポンジを被せて録ったのですが、風防をもう少し改良すれば
オープンでももっと活躍してくれそうです!
個人的にはこのマイクの堅牢さは気に入ってきました。

 R-09シリーズですが、双方とも、音源と離れているのためか、移動する音源は苦手な様子。
前記で上げたように、音圧のあるものや、近くにおいて収録するのがベストでしょう。
「移動」よりも、音量のある雰囲気、空気感にはを録るには良いかもしれません。

 MicroTrack。無指向性のため遠距離での定位は分かり辛いです。
低域がなかなか出ているので、近距離や音圧のあるものに良いのでは…

 MR-1に接続したAT822。感度はなかなか。
広がりがあるので、雰囲気録りに本領発揮するのではないでしょうか。
でも風防はもう少し改善して臨まなくてはいけませんね。

P1000186

それぞれにキャラクターがあり、音質の違いはもちろん、
収録環境の得手不得手があるようです。

いまいち迫力に欠ける結果に終わってる機種もあるので、
次回はもう少し音量のある環境で収録すべく、線路に近いポイントに移動です!

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ONPa Nari

 

 

 


激熱ポータブルレコーダ!vol.1

2008-06-05 19:11:26 | 録音サンプル

いま、デジカメ感覚でレコーディングができるポータブルレコーダが熱い! 
かつては、生録ブーム!?なるものがあったらしいのですが、
その世代の方々や、音鉄マニアの方にとっては便、飛びつきたくなる機材達だと思います。
すでに各社鎬を削って開発に取り組んでいるようです。

…ICレコーダは結構前から普及していますが、さらに音質にこだわったコンパクトなレコーダが
続々!小っさくてベンリなレコーダたち、ボクも個人的にも一台欲しいトコロです!

でも、何を基準に選んでよいものか。。
デザインか…お値段か…やはり音質でしょうか?
同じような悩みを抱いて眠れなくなっている方のためにも、実際使って確かめたいと思います!
自分にピッタリの一台を見つけましょう!
有名オーディオ雑誌等でも各機種比較している企画をよくみますが。。笑

さて、今回私が検証しますのは、下記の6台。

P1000131

左から、
ROLAND R-09     
ZOOM   H2   
ROLAND R-09 HR
M-Audio   Micro Track
KORG     MR-1
SONY   D-50     

Micro TrackとMR-1にはビルトインマイクがないので、外部マイクを使用します。
Micro Trackには純正のT字のマイク(無指向性)を。
MR-1には、比較的安価で、スタジオクオリティな、ロードNT4と
オーディオテクニカのAT822を用いました。

中央でやたら目立っているマイクはMKH418です。
レコーダにはFOSTEX FR-2、
MS→LRエンコードには、「AUDIO社製 PSP」を使用。

業界でも広く使われているリファレンス的マイクと比較してみるため設置。

弊社音ロケ機材の2トップです。

 

P1000253

↑ロードNT4は、なんともパンチの効いたルックスです。

やはり、レコーダーを購入したら録ってみたくなるのが楽器でしょう。
今回は会社のブースで、録音@milkyさん自慢のギター
Martin D-28、1981年製を録ってみます。

2mほど離し、収録。
ある程度音量のあるコード弾きと、シットリしたアルペジオ系の2つで試してみます。

配置はこのようになっています。
サラウンド収録に使用しているパイプを利用してみました。
真ん中の大きくて目立つマイクがゼンハイザーMKH418です。

各機種RECレベルを調整して録音開始です!

R-09の有機EL液晶は、明るくてメーターの立ち上がりが早いです。

P1000141

大きさ、価格と引き換えに?かどうかは分かりませんが、
レベルの調整は頻繁に行う事もあるので、SONYの様なアナログの調整つまみが
あると重宝します。

P1000251

 他も機種はアナログダイヤルの様な機構はなく、+-ボタンで段階的に調節します。
R-09、R-09HRは左側面に配置されており、なかなか使いやすいです。

マイクロトラックは、フロントパネルには左右独立したボタンは配置
されています。
2本の外部マイクを接続する場合などはとても便利です。

 

 

P1000138

■KORGも左右独立のレベル調整を持っています。
RECモードの状態で右のダイヤルを押す事でレベル調整の画面に切り替わります。
モニターボリュームは右サイドに+ -ボタンが装備されています。

 

P1000295

ZOOMはH/M/Lの切り替えと、+-のボタン(左右キー)で調節します。
個人的には、recボタンがエンターキーと共用になっているのが不安要素です。

さて、音質は如何なものなのでしょうか。
S/N比を聞いてみるために少し無音の状態を収録し弾き始めてもらいました。
シットリとレベルの小さいものは、S/Nが気になりがちですが、どうでしょうか?

MR-1は1bitでのレコーディングが可能ですが、
今回はすべて統一するため、sf48kHz/24bitで収録。

演奏はSASAです。お聞き下さい。

 

 

「01-Sony D-50.wav」※マイク角90度で収録

 

「01-Roland R-09 HRwav」

 

「01-ZOOM H2.wav」

 

「01-Fostex FR-2 + MKH418.wav」

 

「01-M-Audio micro track.wav」

 

「01-Rolamd R-09.wav」

 

「01-KORG MR-1 + NT4.wav」

 

 ※「01-~」は、前半15秒くらいが無音状態、その後15秒くらいが演奏です。

 2回目は、シットリしたアルペジオで演奏してもらいました

 

「02_sony.wav」

 

「02-Roland R-09 HR.wav」

 

「02-Fostex FR-2 + MKH418.wav」

 

「02-M-Audio MicroTrack.wav」

 

「02-Rplamd R-09.wav」

 

「02-ZOOM H2.wav」

 

「02-KORG MR-1 + NT4.wav」

 

「02-KORG MR-1 + audio-technica AT822.wav」

 

 

いかがでしょうか??

418は別格でしょうか。
音楽録音に向いているかどうかは別としても、
均一で割とフラットなF特を持っているように感じます。
後のイコライジングで如何様にも出来る…といった感じです。
故にでも広く使わているのでしょうね。

D-50はハイあがり、というか、LOW成分が弱めでしょうか。
そのせいか他と比較すると少々固い印象に。
マイク感度はとても良いです。

R-09HRはR-09の改良版といった感じでしょうか。
他機種と比べると劣る気はするのですが、S/Nが改善されているようです。
音量の小さな物の収録は不向きかも知れませんが、よりで収録したり、大きめの
音量があるものの収録にはイイカンジです。
収録した距離も関係すると思いますが、ステレオ感は若干弱い印象になってしまいました。

Zoomはなかなか指向性があり、ステレオ感も感じられました。S/N比もなかなか。
帯域を欲張っていないので、場所を考えずに使えますね。
D-50や418と比較すると、若干こじんまりとした印象。

■KORGはマイク内蔵ではないので、純粋にレコーダーとして使用しました。
NT4では、ステレオ感やSNはカナリ良いと思いました。やはり外部マイクは
強いのでしょうか?お求めやすい価格で、割とコンパクトなオーディオテクニカ
AT822でも検証してみました。

 

P1000142

若干力のない感じ(迫力に欠ける)印象があるものの、コチラもなかなかステレオ感が有ります。
やはりステレオ感がシッカリある方が、音楽などの収録には良いですね。

さぁ次回は会社を飛び出して、電車を録りにいってみます。

おたのしみに!

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ONPa NARI


RODE NTG-1 ~ロード第一章~

2008-06-03 19:30:08 | 音響機材レビュー

Rode_ntg1_mkh416

RODE NTG-1 ショットガンマイクロフォン

自宅近辺での音撮りや生音用に一年程使用してまして、

フラットでSNも良いし、太いのに軽くて? ハイCPなガンマイクだな?こいつは

なんてかるく使っていたんです。

で、先日会社にて、なんと無謀にもSENNHEISER MKH416 P48とRODE NTG-1を

比較試聴したのです。

泣く子もだまるプロの定番ガンマイクと価格10分の1のマイク、

RODE がいくらがんばっても勝負にならんかもなあ? なんて思っていましたが…


なんと あれ? どっちがどっち? どっちがタッチ? みたいに大混乱。

この2本 キャラが似てるんです、ベースになる低い方の質がソックリです。

気になるとこは、

若干NTG-1がゲインが低い。

近い所の音は遜色ないが、

離れたときの高域のひろい方はMKH416が上。

そのくらいです。(NTG-1は付属のウレタン風防に高域を食われている)


プロの方も、サブ機としてノイズ録りなどに。

ハイアマ用ビデオのカメラマイクにも使えます。

ガンマイクなのですが指向性もほどほどなので、

2本買ってステレオで電車とか生録すれば

大迫力マチガイなしでしょう。 

RODE NTG-1 

ハイコストパフォーマンス!  いい響きです。

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koba-p

 

 


STS9 Live As Time Changes

2008-06-02 15:19:38 | ムービー

Sts9
アメリカのエレクトロ-ロックバンド(インスト)STS9のライブビデオです。
国内では味わえないコアなファン達と作り上げられたライブ空間の映像は必見。
さらにこのライブDVDは5.1chサラウンド使用。
個人的にはリアのサラウンドスピーカーをフロントLRの更に外側に
配置(できるだけ離す)して観賞するとGOODです。

STS9の音源を聞いた事ない!っという方はこちらで試聴してみてください。おすすめなバンドでもあります。

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onpa toku