広島少年院(広島県東広島市)で起きた収容少年への暴行事件で、特別公務員暴行陵虐罪に問われ、無罪を主張している元同少年院首席専門官の向井義被告(49)の取り調べメモを広島地検が廃棄していたことがわかった。
AD2.init({site:'NATIONAL',
area:'P.RECTANGLE',
width:300,
height:250,
admax:1});
AD2.cAds();
AD2.dBanner(0,'prect');
弁護側は「証拠隠滅の疑いがある」などとして、最高検に調査を申し入れたが、同地検は「必要でないと判断したもので、問題はない」としている。
申し入れなどによると、公判では向井被告の供述調書2通の任意性が争われ、弁護側が今年5月、取り調べメモの開示を請求。しかし、地検は6月、「メモは廃棄した」と回答した。
最高検は2008年、取り調べ状況の判断に必要な場合、検事らが取り調べの際に書くメモを保存するよう全国の地・高検に通知している。地検は読売新聞の取材に対して「メモは廃棄したが通知には違反しない」としている。
(2010年10月18日11時59分
読売新聞)
関連ニュース
・
広島少年院暴行事件、取り調べメモを地検が廃棄
・
広島少年院暴行事件、取り調べメモを地検が廃棄
・
地熱発電所の水蒸気噴出、男性の遺体発見