2023年1月1日 9:29 富田林市宮甲田町9-46 大鳥居から真北にまっすぐの200mの参道
両脇に献燈がお出迎え。
茅の輪くぐりで邪気を祓います。
立派な門松
干支の「卯」の絵馬と国重要文化財の本殿。
南北朝時代の建物で、「錦織造り」と言われる唐破風と千鳥破風を組み合わせた檜皮葺の屋根。
適度の混み具合で、多くの方がおみくじで一喜一憂。
奉納されたお酒やお米。
参拝の方々でだんだん混んできました。
いつもは開いていない本殿まで進んで参拝。
本殿左にちょっとかわいい龍の図柄。
平成15年の大修理でお色直し。極彩色の本殿がよみがえりました。龍神が描かれているのは水に関わる神社だからでしょうか?
建水分神社(上水分社)、美具久留御魂神社(下水分社)とともに、水分(みくまり=水配り)の神社で、おそらく氏子の村々が水争い(水論)することなく、恙なく共存することを願う意味があると私は思っています。
右にも龍。
江戸時代は水郡(にごり)天王宮と呼ばれ、水分(みくまり)の神社として、神社脇を通る荒前井路(嬉付近の石川で取水、途中深溝(ふこうど)井路に合わせ、粟ケ池まで7.3kmの長大な農業水路)の守護を司る神社でもあります。
〈画面をクリックするとその流路がわかります〉 *解像度が悪くてすみません。
〈またここをクリックすると荒前・深溝井路の経路がわかります〉
このかたはどなた?
鬼なのか獅子なのか狛犬なのか?
なんか弥生、古墳時代のような勾玉も掲げられていますね、
ここにも盃状穴(はいじょうけつ)がありました。民衆信仰のひとつです。
盃状穴についてはこのブログをご覧ください。
初詣 春日神社2023 2023.1.6 後半部分に説明あります。
〈盃状穴は美具久留御魂神社にもあります。写真はここをクリックしてください〉
新発見!水盆の横の謎の石に盃状穴。
わかるだけでも矢印の所に3つ人工的な穴があります。この石は何に使われていたものかはよくわかりませんが、穴を開けた人にとってはその価値があるものと思われます。
わかりにくいので、その一つを拡大しました。
〈神社入口の太神宮灯籠(伊勢灯籠)の盃状穴はここをクリックしてください〉
参道左脇にある天誅組河内勢の顕彰碑
幕末に起きた天誅組の変(当時は自ら「皇軍御先鋒」と称す)。
公卿中山忠光を主将として尊王の脱藩浪士に加え、この辺の農民や商人などの民衆も武力で参加した事変です。
多くの近隣の民衆が60名も参加もしくは協力しました。
境内には西国三十三度満願供養塔もあります。
関連記事:初詣 春日神社2023 2023.1.6
写真撮影:2023年1月1日
2023年1月8日(HN:アブラコウモリH )
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