2023年10月14日 13:03 富田林市本町19-8 きらめきファクトリー
「音」「華」「書」をテーマに、秋の祭典「じないまち和楽」が今年も開催されました。10月14日(土)と15日(日)の2日間。
「茶楽」野点茶会と華道の先生によるお点前とお話がありました。
富田林市茶道連盟 表千家教授 川邊 宗和(そうわ)氏。
2階では「華楽」 「じないまち秋風景」をテーマとした生け花展示。
富田林市華道連盟の先生の作品です。
午前中は生け花教室も開催されていました。
同じく2階では「河内木綿」の展示とワークショップ
富田林市にある錦織公園 河内の里倶楽部が担当されました。
府営錦織公園の河内の里では毎年綿を栽培されています。
綿繰り機
綿花の綿と種を分離しますが、なかなか思い通りには別れてくれません。そのうち指を挟みそうになります。
糸車(糸紡ぎ機)で綿に撚り(よ)をかけて糸を作ります。
ワークショップではコースターなどを体験できました。
きらめきファクトリーのお雛さま。
富田林市本町7-2 国登録有形文化財 旧田中家住宅
着物の展示
江戸時代、関西を中心に「重陽の節句」に行なわれたと伝わる「後の雛まつり」。
菊の花とお雛さまを飾りました。
富田林市富田林町9-29 じないまち交流館
じないまち・ボランティアガイドさんによりまち歩きが行なわれていました。
重陽とは旧暦9月9日のことで、新暦では10月中旬から下旬にあたります。
奇数は縁起の良い「陽の日」とされ、奇数の重なる日を祝いの日とされました。
1月1日(正月)、3月3日(ひな祭り)、5月5日(端午の節句)、7月7日(七夕)などがそれに当たります。
そしてそれぞれ季節の草花を添えました。
正月:春の七草、ひな祭り:桃、端午の節句:菖蒲、七夕:笹竹、重陽:菊。
交流館横の広場
まちかどのお雛さま
まちかどのお雛さま
じないまちの旧家で2番目に古い田守家住宅。18世紀前半。屋号「黒三(くろさぶ)」は江戸期の木綿商。代々のご当主の名前である黒山屋三郎兵衛にちなんでいます。
じないまち界隈の主な施設や旧家に「後雛」を飾っていただいています。
まちかどのお雛さま
国重要文化財 旧杉山家住宅
ならわしとして、菊の花の真綿は「着せ綿」といって、重陽の節句の前夜から菊に真綿をかぶせ、翌朝夜露をたっぷり含んだ真綿で手や顔をぬぐうと老いを防ぎ、長寿を全うすると信じられていたそうです。
大阪府指定文化財 仲村家住宅
来客用玄関のお雛さま
じないまち展望広場
国重要文化財 興正寺別院(富田林御坊)
落ち着いた雰囲気の「後の雛まつり」でした。
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写真撮影:2023年月10月14日
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