2024年1月の課題本は『江戸の職人譚』(光文社文庫)。講師の菊池さん編の時代小説アンソロジーです。
以下は光文社のサイトでの紹介文。
乙川優三郎、野口卓、あさのあつこ、佐江衆一、南原幹雄、五味康祐 、梶よう子
260年続いた江戸時代から受け継がれる職人の技。江戸はまさに「職人の時代」といってもいいほどだった。小紋の意匠にこだわる魚油問屋の主、物知りな鏡磨ぎ、針よりも剣が得意な縫箔屋の娘、、熱き魂のからくり人形師、禁断の鼈甲細工師、命懸けで藩士のために作る鞘師、心優しい錦絵の摺師……。まさに“江戸の仕事師”の生き様を見事 に描いた傑作七編を収録。
例会は千代田区内の会場で開催され、2人の見学者、久しぶりの会員などの参加があり、どの作品が一番好きだったかという話を含め、いろいろな感想が飛び交いました。
印象に残ったのは菊池講師からの「時代小説の敵はフェミニズム」と言う言葉。
確かに、今の価値観で考えると「こんなことあり!?」と思ってしまう点も多いのですが、そういう読み方もありという気もして、それぞれの読み方があってよし、と思った読書会でした。
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