澤田瞳子『日輪の賦』幻冬舎 2013年幻冬舎時代小説文庫 2016年6月10日発売
このままでは、この国は滅ぶ。ときは7世紀終わりーー古よりの蔑称「倭」の名に甘んじる小国は、海を挟み強大化する唐と新羅の脅威にさらされている。国家存亡の危機を前に、改革を急ぐ女大王・讃良(さらら)と、それに反発する王族・豪族たちの対立は激化していた。一刻も早く、唐・新羅に対抗できる強力な中央集権国家を成立させなけれ . . . 本文を読む
ジョーゼフ・ヘラー『キャッチ22』( ハヤカワepi文庫 2016年 上巻/下巻)
第二次世界大戦末期。中部イタリアのピアノーサ島にあるアメリカ空軍基地に所属するヨッサリアン大尉の願いはただ一つ、生きのびることだ。仮病を使って入院したり、狂気を装って戦闘任務の遂行不能を訴えたり、なんとかして出撃を免れようとする。しかしそのたびに巧妙な仕組みをもつ恐るべき軍規、キャッチ=22に阻まれるのだった。強 . . . 本文を読む
読書会「おもしろ本棚」について
おもしろ本棚について、簡単にご説明をさせていただきます。
この読書会は約40年前に発足し(古い!)、現在、文学評論等をお書きになっている 菊池 仁さんに講師をお願いしています。
●主な活動内容
・毎月第3土曜日(原則)午後2時~4時頃まで、千代田区内、あるいは港区内の会場で読書会を行っています(3月と8月はおやすみ)。
課題本は、出席者の投票で決定しますが、新刊もあればいわゆる名作もあり、洋の東西を問わず、 内容のカタいものもユルいものも小説もノンフィクションも、何でも読みます。決まった本は、各自で購入したり図書館で借りたりしています。
過去の課題本と例会とレポートはこのブログで紹介しているのでご覧ください。
・読書会の進め方は、課題本推薦者を一番手に各自が雑感を述べ、講師の総評の後で思い思いに語り合う、というスタイルをとっています。
・現在、正会員は50代~80代の30名弱ですが、特に年齢枠はなく、男女不問。
そのときどきで出席者は十数名ぐらいが集い、読書会後は自由参加の二次会も行っています。
若い頃から本が好きで、いつの間にか年をとってしまった会員も多いのですが、 最近参加された方もあれば、以前の会員が戻って来られることもあります。
・そのほか競馬、花見、温泉旅行など、有志によるオプション企画もちらほらとあり(強制参加ではありません)、和気あいあいと活動しています。
なお、3月と8月については会員以外の方も自由にご参加いただけるオープンな回として、それぞれが最近読んでよかった本を紹介し合ったりしています。
●会費について
・読書会の会場代や、講師への謝礼などの諸経費として、
現在は1期(6ヵ月5回)で5千円という会費をいただいています。
●例会の見学については、「見学のご案内」をご参照ください。