高井有一『この国の空』新潮文庫 2015年 (初出は1983年)
戦争末期の東京――空襲に怯え、明日をもしれぬ不安な日々を生きる十九歳の里子。母と伯母と女三人、杉並の家に暮らす彼女の前に、妻子を疎開させた隣人・市毛が現れる。切迫する時代の空の下、身の回りの世話をするうち、里子と市毛はやがて密やかに結ばれるが……。戦争の時代を生きる市井の人々の日常と一人の女性の成長を、 . . . 本文を読む
芥川龍之介「好色」岩波文庫『地獄変・邪宗門・好色・薮の中 他七篇』 1980年などに収録(青空文庫にもあります)
※今回は会場の都合上、見学の受け入れは致しません。 あしからず、ご了承下さい。
=例会レポ=今月の例会はいつもの会場ではなく、キイトスカフェで行われました。目の前には湯気の立つコーヒー。誰かのおみやげの白松が最中。いい感じです。そして、永いおもしろ本棚の歴史 . . . 本文を読む