にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

謎の部署

2006-12-21 | オーマイニュース

オーマイニュース(以下OMN)は対外的に社内組織図を公開していませんが、サイト内等でその存在が明らかになっている部署があります。その中の一つに、営業局という部署があります。リンク先のブログを見ていただければおわかりのように、バナー広告を主体とした広告を取ってくるのが主な仕事のようです。

営業局長である長束(なつか)泰孝氏は、ソフトバンクからの出向組であり、8月1日現在、OMNでは取締役の一人として名を連ねています。このことから見ても営業局はOMNにとって重要なポジションのはずなのですが、ちゃんと仕事をしているのかという疑問があります。

OMNは創刊以来、広告の獲得に苦労してきました。自社アンケートのバナーを出したり、バナーそのものが無かった時期もあります。現在ではトップページ下とサイドバーに広告がありますが、創刊当初からのスポンサーを除いては、OMNに資金を提供したソフトバンクの関連会社か、ソフトバンク関連の代理店に外注した会社の広告しかありません。いえ、今日になってよくわからない団体のバナーが入りましたが、この団体の事務局をつとめている会社は、先日の日韓市民記者交流会で、合同取材の場所を提供しているのでOMNと無関係とはいえません。

要するに、創刊以後、純粋な営業活動によって獲得したバナー広告はほぼ無いというのが、営業局の実績です。普通の会社で営業の実績が4か月実績ゼロだったら、どうなるでしょうか?体力があればつぶれはしないかもしれませんが、ダメージが大きいであろうことは容易に想像がつきます。

数字が出せなくても努力している印象が見られればまだいいのですが、逆にOMNのサイトからは仕事をしてなさそうな印象を受ける部分があります。

OMNトップページ下部にリンクが貼られている広告案内のページをご覧ください。12月21日になるというのに、未だに11月~12月広告メニューが掲載されています。詳細案内のpdfファイルにカーソルを当てると、出てくるのは"200611_12セールスシート" の文字。広告掲載の申し込み締め切りは"掲載開始日の10営業日前"となっていますので、来年1月1日からの広告出稿には事実上間に合いません。

OMN営業局はどこでまともな営業活動をやっているのでしょうか?

関連会社に広告出稿を依頼したり、(身内の)代理店に広告の外注を出す程度の仕事に専用の部署は必要ありません。長束取締役が個人でやれば済む事です。OMNからソフトバンクのスポンサードを除いたらまともな収入源は無いのです。仕事をしない営業局員はとっととクビにするか、明らかに人手の足りない編集局に飛ばして仕事をさせればいいのではありませんか?

OMN一人改善委員会からの提案でした。