にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

オーマイニュースから佐々木俊尚編集委員への反論・・・あれ?

2006-12-04 | オーマイニュース

人権週間の初日に残念な文章をアップしなければなりません。

先日、オーマイニュース(以下OMN)外部編集委員の佐々木俊尚氏が、自らのブログで「平野日出木さん、本当にそれでいいんですか?」という記事を投稿しました。その内容は、オピニオン会員廃止に関するOMN内部のプロセスを開示した上で、平野デスクをはじめとするOMN編集部に対して疑問を投げかけたものです。

http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_8.html
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/11/post_9.html


そして昨日、それに対する反論記事がOMNに一時的に掲載されました。前述の佐々木氏の記事に対して初めてOMNからレスポンスがあったのです。そして、同時にOMN批判に対する反論記事も掲載されましたが、現在では編集部によって削除され、両方ともOMN上で記事を読むことはできなくなっています。

佐々木俊尚さん、本当にそれでいいんですか?
http://megalodon.jp/?url=http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx%3fnews_id%3d000000003392&date=20061203170733

オーマイニュース批判を考える
http://megalodon.jp/?url=http://www.ohmynews.co.jp/News.aspx%3fnews_id%3d000000003512&date=20061203170856


ここでは記事の内容については書きませんが、違和感を覚えたのはこの記事が市民記者によるものであったという点です。佐々木氏は平野氏を名指しして記事を書きました。OMN上で反論するのであれば、その署名は平野氏かOMN編集部によるものがまず最初にくるべきだと考えます。市民記者の反論を掲載するのはそれから後にすればいいでしょう。

また、OMNとして佐々木氏の疑問を黙殺するというのも一つの方法です。OMNのあり方について実名で寄せられた疑問に答えないのはどうかという点は別にして、必ず反論しなければならないというわけではありません。ただし、その場合は他の市民記者による反論を掲載すべきではないでしょう。それを認めれば、OMNの責任において編集・掲載された記事がOMNの姿勢に反するものとなるからです。

さて、この記事が削除された件についてOMNからのアナウンスはまだありません。しかし、OMNは自らこのように言っています。

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市民記者が発信する記事は、その事実関係が明確であり、他人の名誉を毀損しない
ものであり、またテロのような反人道的かつ反社会的な主張を行うものでない限り、
編集部によって削除されることはありません。

OMN創刊宣言より引用
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このままOMNが記事削除について沈黙を守れば、該当記事は

・事実関係が明確ではない
・他人の名誉を毀損した
・テロのような反人道的かつ反社会的な主張を行った

いずれかの理由に基づいて削除されたということになります。それ以外の理由で削除されたとすれば、記事を投稿した市民記者にとって不名誉なレッテルが張られている状況になります。崇高な理念のもとに立ち上げられたOMNが、進んで他者の人権を侵害するなどということがあってはなりません。

市民記者の人権を守るために、OMNは今回の記事が誤って掲載されたことを積極的にアナウンスし、市民記者の名誉を回復しましょう。

 

<おまけ>
だから土日祝は休めばっていったんですけど・・・