にいはんは周回遅れ

世間の流れとは違う時空に生きる

オーマイニュース特集を考える(3)

2006-12-14 | オーマイニュース

この番組では、3人の市民記者が紹介されていました。どの市民記者にスポットを当てるかは、オーマイニュース(以下OMN)の推薦もあったかもしれませんが、最終的には番組側が決定したのでしょう。

ただ、このうち2名が現在ではOMNに記事を投稿されているのかどうか疑わしい点が気になりました。1名は番組で紹介された記事が8月に掲載されただけですし、もう1名は紹介記事の後、最初のオーマイカフェのレポートに取材の経緯を添えた記事が1本あるだけです。この2名はOMNを宝の山と称したり、自分にとって実名で記事を書くことは当然であるという主張をされたりしていました。

この方たちは、何故記事を書かなくなってしまったのでしょうか?

個人的な事情かもしれませんし、編集部にボツにされているだけなのかもしれません。ですが、TVの取材を受ける時間的余裕はあるわけですし、「ニュースのたね」にも載らないほど文章力が欠如しているはずもありません。もしOMNに愛着を持っているならば「記事を書いて下さい」というOMNの、そして鳥越編集長のメッセージに気づかないはずがないのです。ましてや気づいていて無視するはずがないではありませんか。

10月末時点で1回でも記事を書いたことがある市民記者が300人あまりという現状から、OMNとしてもやむを得ない人選だったのかもしれませんが、OMN賛歌を高らかに歌い上げるのには、もっと適した市民記者がいくらでもいたのではないかと思われます。せっかく勝手カフェにも取材が入っていたのに、OMNはもったいないことをしました。愛のない人が愛を語っても空虚なだけです。

最後に、残る1名が2つ前のエントリで挙げた記者ですが、書く意欲が失せたといっていた記者がその後も記事を書き続けており、3本掲載されているのがなんとも皮肉です。