9.11について

2001年の9.11事件や、その他色々な感想、思い、などを書いていけたらなと、思っています。

9.11について  山口薫 <公共貨幣> その7

2016年11月12日 | 日記
とあるスナックで

小林
いやー、コーさん、今朝の 富士山 はよかったですね。山の中腹には雲が漂っていて、そして頂上の方は朝日の光があたって、白い雪が赤く染まって。いやーよかったですね、そしてなんか おごそかな 感じがしましたね。

ところで、銀行は<本源的預金>に関係なく、<貸出金としての預金>を作れるといっても、無制限に作れるんではないですよね。

コー
そうなんだ。 p-88

それでは実際はどういう風に預金が信用創造されているかというと、企業がお金を借りに来たら、まずそれに見合う余剰準備預金の有無にかかわらず、一旦その金額を信用創造で貸す。勿論、利付で。具体的にはその企業の預金口座に貸し出し額をデジタル入力する。貸出分に対応す法定準備金が不足していたら、後から他の銀行から借りてきて積み上げる。
すなわち、「 貸出=>預金(信用)」という順序で信用創造が完了する。

上述の数値例を用いてもう少し具体的に説明すれば、銀行の窓口では実際には次のようにして預金が無から信用創造されている。まず銀行は預かったお金100万円を全て日銀に準備金として預ける。この100万円の準備金に見合う預金総額は、準備率が10%とすれば、1000万円(100万円÷0.1)となる。すなわち、最初に預かった100万円を差し引いた900万円の預金総額(貸出枠)を銀行が得ることになる。(日銀の準備率は現在2%前後であるので、実際には約4900万円の貸出枠)となる)。そこである企業が500万円の融資を求めて銀行窓口を訪れたとしよう。銀行はその融資プロジェクトの収益性を査定し、担保、利息を取って貸し出す。その結果、銀行の貸出資産は500万円増加し、同時に負債の部にこの企業の当座預金額500万円を計上する。貸出金利を2%とすれば、この融資から銀行は毎年10万円の利子収入を受け取ることができるようになる。

これが「無からお金(という機能)を生む」信用創造のエッセンスである。


小林
いやー、ようやく分かってきました、<銀行の信用創造機能>が。いままでは<銀行の仲介機能>と<銀行の信用創造機能>を混同していましたね。

コー
そうなんだ、でもこのことはおそらく銀行に勤めている人もわからないと思う。大学の経済学部を卒業した人もわからないと思う。
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